かつて日本でも大ヒットしたレスリー・ニールセン主演のコメディ映画「裸の銃（ガン）を持つ男」シリーズは、公開から20年近くが経った今もなおファンが多い作品。Yahoo!映画などのユーザーレビューサイトでも高い評価を受けているが、同シリーズの原点となったテレビシリーズ「フライング・コップ」が、ついにDVDで復活する。4月23日に発売で、価格は5,040円（税込み）。

「フライング・コップ」は1982年に米国で放送されたテレビドラマ。全6話とエピソードは少ないものの、レスリー・ニールセン演じるおバカなフランク・ドレビン警部補が連発するナンセンスなギャグと、大ボケの捜査にも関わらず、なんとなく難事件を解決してしまうというストーリーは、世界中のコメディファンを虜にした。コメディ作品を語る上で欠かすことのできない“伝説のテレビシリーズ”と呼ばれることもある。

現在、テレビや映画の世界で活躍する面々の中にもその影響を受けた人は多く、例えばドラマ「33分探偵」や「東京DOGS」（いずれもフジテレビ系）で脚本を務めた構成作家・脚本家・映画監督の福田雄一氏もその一人。「20年前に観た衝撃が忘れられない」という福田氏は「（フライング・コップの）影響もろ受けのドラマを考えた。脚本書くために同じビデオ屋で借りた。あまりの古さにテープが切れた」と、夢中になって観たことを明かしている。

また、これまでVHSでは発売されたことがあるものの、DVDとして発売されるのは今回が初めてということもあり、「DVD化、感謝します」と、繰り返し観ているうちにテープがすり切れる悲劇が起きないDVD化を心から喜んでいるようだ。

DVDは6話（各25分）を収録した2枚組で、本編は約150分。NGシーン、レスリー・ニールセンのインタビュー、ストップモーションの裏側など、約27分の特典映像も収録される。