ソフトバンクの斉藤和巳投手、公式ブログで3度目の手術への決意語る。

2010/02/01 07:44 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


球団から2月2日に右肩腱板修復手術を受けることが正式発表されたソフトバンクの斉藤和巳投手が、公式ブログで手術に向けた決意をつづっている。なお、斉藤投手は1998年、2008年にも右肩にメスを入れており、手術は今回が3度目。

1月31日に更新されたエントリー「謝罪。」では、まず、「ギリギリまで皆さんにお伝えしなかった事」についてファンに「本当にお詫びしたいと思います」「本当にすいません」と謝罪。斉藤投手は2008年1月に右肩関節唇修復手術を受けてから約2年間をリハビリに費やしてきた経緯もあり、3度目の手術は難しい判断となったが、「『投げたい』という気持ちが、少しも変わってない事を再確認し、可能性が高くない事は自分でもわかっていますが、先を考えると、凄く険しい事もわかった中で、もう一度そこに立ち向かおうと、決心」したという。

斉藤投手は常日頃から「可能性がゼロでない限りチャンスはある。その少ない可能性に賭けて見るのも、それはそれでプロなんじゃないかと」考えており、「可能性が無くなった訳でないのに背をむける事は、自分の中では出来ません」と、手術に臨むことを決めた理由を説明している。

そして「もし、今回の手術で、心身共にボロボロになるような事があったとしても、野球でならそれが本望」とも。現在は「迫った手術の日に向け、そして、その後に険しい道を歩いて行く為に、心身共に準備をしています」とのことだ。

1995年のドラフト1位でソフトバンクに入団した斉藤投手は、頭角を現すまで時間を要したものの、2003年に20勝3敗、防御率2.83の成績で最多勝、最優秀防御率、最優秀投手(最高勝率)、沢村賞などのタイトルを総なめ。2004年は10勝7敗、防御率6.26の不本意な成績に終わったが、2005年は16勝1敗、防御率2.92、2006年は18勝5敗、防御率1.75の成績を残し、エースとして活躍した。2006年は最多勝、最優秀防御率、最優秀投手、最多奪三振、沢村賞などのタイトルを獲得している。

しかし、肩に違和感を感じながらのシーズンだった2007年は6勝止まり。2008年1月に右肩関節唇修復手術を受けて以降はリハビリに専念する日々が続き、2008年、2009年は一度も実戦に登板していない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.