倒産、販売不振、リストラ、ボーナスカットなどなど、景気の低迷によって暗いワードが巷に溢れる昨今。そうした不況の風は、当然生活を支える家計も直撃している。それでもできる限り支出を抑え、うまくやり繰りをしながらこの荒波を乗り切ろうと日々頑張っている主婦は多いが、“主婦タレント”と呼ばれる芸能人の中で、節約が上手そうな「賢い主婦」のイメージが強いのは誰なのか、インターネット専業生命保険会社のSBIアクサ生命保険がアンケート調査を実施した。

この調査は「生命保険料と節約に関するアンケート調査」と題して、25〜59歳の生命保険に加入している既婚女性600人を対象に行われたもの。ズバリ「節約の上手そうな『賢い主婦』イメージが最も強い女性タレントは誰ですか？」とたずねたところ、トップには「松居一代」（22.4％）が輝いた。

その理由としては「おそうじ名人でもあり、家計全般に積極的に取り組んでいる感じがするので」（50歳女性・神奈川県）、「節約にいろいろと工夫をしていらしている。賢い主婦だと思う」（51歳女性・埼玉県）、「節約上手というより節約の鬼のイメージ」（28歳女性・山口県）などの声が寄せられている。掃除をはじめ家事全般をストイックにこなし、賢く工夫を凝らしている様子が「節約主婦」のイメージに繋がっているようだ。

そんな松居一代に肉薄したのが、夫のプロレスラー・佐々木健介を尻に敷く“鬼嫁”キャラながら、日々の生活をつづったブログが圧倒的な人気を獲得し、主婦タレントの代表格の一人として名が上がることも多くなった「北斗晶」（20.2％）だ。

その理由としては「節約料理など工夫している様子から。庶民的な金銭感覚を持っていそう」（42歳女性・千葉県）、「大勢の大食漢の弟子を抱えての生活費は大変だと思うので」（44歳女性・千葉県）、「ブログを見てもそうだし、レシピを見てもそう思う」（31歳女性・神奈川県）などが挙がっている。プロレス一家の食生活を支える節約レシピをブログやテレビ番組などで披露していることが、「節約主婦」の印象を強めているようだ。

3位以下は「山瀬まみ」（6.4％）、「村上知子（森三中）」（5.7％）、江角マキコ（5.0％）、「岡江久美子」（4.6％）、「橋本志穂」（3.9％）、「石黒彩」（3.1％）、「渡辺満里奈」（2.9％）、「堀ちえみ」（2.6％）と続いた。

なお、この調査では節約全般や、保険料についても聞いている。まず、「2010年は家計の節約を考えていますか？」とたずねたところ、68.3％は「2009年より節約したいと考えている」と回答。「2009年と同程度の節約状態をキープしたいと考えている」（26.8％）と合わせると、実に95.1％が「昨年と同程度またはそれ以上に節約したいと考えている」ようだ。今年も引き続き、多くの家庭が高い節約意識を持っていることが如実に表れている。

そうした状況の中で、生命保険の現在の加入プランについて月々の保険料をどの程度支払っているのかをたずねたところ、毎月5,001円以上を生命保険料として支払う人が56.6％に上ることが分かった。また、47.2％が現在の加入プラン保険料を「高い」と感じ、56.0％が「月々5,000円未満でも保険料が安くなれば保険の乗り換えを検討」との結果も出ている。