かねてから噂されていた通り、Googleが自らのブランドで投入するスマートフォン「Nexus One」を正式発表した。販売はオンライン（//www.google.com/phone/）で行われ、米国ではすでに販売を開始。英国、シンガポール、香港からも購入できるが、現時点ではまだ日本からの購入はできない。価格はSIMロックフリー版が529ドル（約4万8,500円）、T-mobile USAとの2年契約版が179ドル（約1万6,400円）。

「Nexus One」は台湾HTC製のAndroid OS 2.1搭載端末。メインディスプレイはタッチパネルの3.7インチ有機EL、解像度は480×800ピクセル、プロセッサーはQualcomm Snapdragon 1GHzで、ほかに500万画素のCMOSカメラ、IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth 2.1＋EDR、GPS、電子コンパス、加速度センサー、microSD/microSDHCカードスロット、トラックボールなどを備えている。

また、バッテリー（容量は1400mAh）は取り外しができ、重量は約130グラム、サイズは幅59.8ミリ×高さ119ミリ×厚さ11.5ミリ。端末の背面に名前など、最大50文字までを刻印できるサービスも提供する。

なお、販売ページ（//www.google.com/phone/）は日本からもアクセスできるが、「Sorry, the Nexus One phone is not available in your country.」と表示され、購入はできない状態。ただ、メニュー周りが実際にどのような動作をするのか「Nexus One」を疑似体験できるコンテンツが公開されており、こちらは試すことができる。日本での正式発表を楽しみに待ちたいところだ。