「ノロノロ運転だったから」19歳少年がドライバーをナイフで脅す。

2009/12/20 08:55 Written by Narinari.com編集部

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車の運転中に、性格がコロッと変わる人がいます。ほかの車に嫌がらせをしたり、窓を開けて怒鳴り散らしたり。さらには、相手を追いかけて停車後に、車から出てきたところを乱暴するといった事件が、車社会の米国では後を絶ちません。こうした悪質な行為を「ロード・レイジ」と呼び、大きな社会問題となっています。

そんな「ロード・レイジ」の一例と言える事件が、先日も米ニュージャージー州で発生しました。米紙アズベリー・パーク・プレスによると、19歳のクリストファー・ティラス容疑者が、23歳の女性ドライバーが運転する車に横付けし、ナイフを突きつけて脅したのです。

ティラス容疑者がこの行動に出た理由は、前を運転していた女性ドライバーが「あまりにもノロノロ運転だったため」。ゆっくりと走る車に痺れを切らし、怒ってナイフを突きつけたと供述しています。

しかも、怖くなった女性が警察に通報しようと、近くのショッピングモールの駐車場で停車したところ、ティラス容疑者もこれを追跡。再び威嚇をしようとしました。ただ、女性が携帯電話を握りしめているところを見て「まずい」と思ったのか、すぐに立ち去ったため、女性は直接危害を加えられずに済んだようです。

連絡を受けた警察は、女性が覚えていたナンバープレートからティラス容疑者の身元を割り出し、交通検問で発見。恐喝および、車内から発見された凶器の不法所持などの容疑で現行犯逮捕となりました。

日常的に車を運転していれば、イライラするようなシーンに出くわすことはあるかもしれません。だからと言って、犯罪行為に走るのは言語道断。米国ほどではありませんが、日本でもこうしたニュースが報じられることがあります。交通マナーはもちろん、社会のルールもしっかり守り、互いが気持ちよく運転できるように心がけたいものです。

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