競争が激しさを増す牛丼チェーン、「好きな牛丼」は吉野家が1位。

2009/12/19 13:01 Written by Narinari.com編集部

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12月3日から松屋が「牛めし」の並盛り価格を60円(380円→320円)値下げ、7日にはすき家が「牛丼」の並盛り価格を50円値下げ(330円→280円)するなど、吉野家を加えた3大牛丼チェーン間での競争が激しさを増す昨今。消費者は牛丼競争をどのように見つめ、それぞれをどのように評価しているのかを探るべく、ネットリサーチのORIMOが「牛丼についての調査」を実施した。

この調査は18歳以上の男女606人(男性48%、女性52%)を対象に行われたもの。まず、ストレートに「好きな牛丼がある飲食チェーン」について複数回答形式でたずねたところ、トップは「吉野家」(63.4%)となり、以下「すき家」(43.2%)、「松屋」(34.0%)、「特別ない」(20.3%)の順となった。国内の店舗数ではトップに立っているすき家(1,352店/09年11月末時点)だが、「消費者が好きな牛丼」という面においては、この業界を長年にわたって牽引してきた吉野家の後塵を拝す結果となっている。(※吉野家の国内店舗数は1,159店/09年11月末時点)

次に味・量・価格を考えて「コストパフォーマンスが最も高いと思う牛丼」をたずねたところ、トップは「吉野家」(31.2%)に。次いで「すき家」(26.4%)、「松屋」(14.9%)という結果となった。「牛丼」並盛りの価格比較では、吉野家はすき家よりも100円高い現状だが、それでもコストパフォーマンスの面で吉野家を支持する消費者が多いようだ。

さらに「牛丼のお店を選ぶポイント」を複数回答形式でたずねたところ、男性は「牛丼の味」(53.6%)、女性は「価格の安さ」(50.8%)がそれぞれトップに。また、「一人で入っても抵抗のない牛丼チェーン」についても複数回答形式でたずねたところ、女性は「吉野家」(36.5%)が最も多く、以下、「松屋」(29.2%)、「すき家」(25.1%)となった。この傾向を見る限り、すき家は女性が入りやすい店づくりが今後の課題と言えるのかもしれない。

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