挙式の途中でケータイ操作、新郎新婦がSNSのステータスを“既婚”に。

2009/12/04 13:49 Written by Narinari.com編集部

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牧師を前に、カップルが夫婦の誓いを立てるチャペルでの挙式。日本では厳かなムードの中で進行することが多いが、国民性の違いなのか、海外からは時折ユーモア溢れる挙式の話題が伝えられる。最近ではYouTubeなどに動画が公開され、そうした楽しい挙式の様子を目にする機会も増えてきた。そうした中、11月22日にYouTubeに投稿された動画「At My Wedding Twitterring and Facebooking at the Altar」(//www.youtube.com/watch?v=VSkT5XykJzo)が話題を呼んでいる。

この動画は、1分30秒あまりの短いもの。壇上に上り、手を繋ぎながら牧師の言葉に耳を傾ける新郎新婦。すると、突然牧師は話を止め、意味ありげな笑みを浮かべて新郎を見ると、新郎はおもむろに胸ポケットに手を入れる。そして、そこから携帯電話を取りだした。

携帯電話の操作を始める新郎に代わり、牧師が「(Facebookの)ステータスを“既婚”に変えている」と説明すると、参列者は大爆笑。それでも新郎は平然と携帯電話の操作を続け、さらにもう1台の携帯電話を取りだし、新婦にも更新するよう促した。参列者と牧師が笑いながら見守る中、2人は揃って“既婚”へのステータス変更を終えると、熱烈なキス。壇上から降りる2人を参列者がスタンディングで送り出すシーンで動画は終わる。

この2人は米メリーランド州に住むダナ・ハンナさんとトレイシーさん夫妻。挙式は11月21日に行われたもので、翌22日にYouTubeへ投稿された。米放送局FOXニューヨークでは「12月1日現在で8万7,000回再生された」と伝えているが、4日正午現在では50万回を超えており、複数の米英メディアが動画を紹介したことで、一気に注目度が上がっているようだ。

動画の説明の中で、ダナさんは「国中に散らばった家族とよくFacebookを利用」しており、いち早く結婚したことを知らせたかったとしている。計画はダナさんと牧師の2人だけしか知らなかったそうで、新婦のトレイシーさんに渡した携帯電話も、こっそり彼女の電話を手に入れて忍ばせていた。 

そして、壇上で操作していたのはステータスの更新だけでなく、Twitterにもメッセージを投稿していたそう。そこには「トレイシーと壇上に立っていて、今、彼女は僕の妻になった。これからキスの時間だ」と、挙式の様子を“生中継”していた。

YouTubeのコメント欄には、「おめでとう」「これは最高の結婚式の動画だ」と面白がるコメントが多く並ぶ一方、中には「笑えない」「バカなことを考えたものだ」と厳しい声も。こうした批判はダナさんの耳にも届いているが、米紙ロサンゼルス・タイムズ紙に「結婚式を楽しんだ」と語っており、あまり気にはしていないようだ。

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