師走に入り、2009年もあとわずか。振り返ってみると今年もたくさんの出来事があったが、そうした世相を反映した言葉を選ぶ年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」（「現代用語の基礎知識」選）が今年も発表された。2009年の年間大賞には、民主党の今夏衆院選圧勝によって実現した「政権交代」が選ばれている。　

以下、受賞した各言葉は次のとおり。　

◎トップテン年間大賞
「政権交代」内閣総理大臣 鳩山由紀夫

◎2009トップテン
「こども店長」俳優 加藤清史郎
「事業仕分け」行政刷新会議と事業仕分け作業チーム
「新型インフルエンザ」受賞者厚生労働医系技官 木村盛世
「草食男子」タレント 小池徹平／コラムニスト 深澤真紀
「脱官僚」衆議院議員 渡辺喜美
「派遣切り」派遣ユニオン書記長 関根秀一郎
「ファストファッション」タレント 益若つばさ
「ぼやき」元楽天監督 野村克也
「歴女（レキジョ）」女優 杏

26回目を迎えた今年の「新語・流行語大賞」の候補には、1年を通してメディアで見かける機会の多かった「草食男子」「婚活」をはじめ、芸能関連では「家電芸人」「のりピーショック」「トゥース」「こども店長」など、政治関連では「エコカー減税」「定額給付金」「1000円高速」「事業仕分け」「故人献金」「政権交代」など、社会・経済関連では「派遣切り」「990円ジーンズ」「新型インフルエンザ」「パンデミック」「シルバーウィーク」など、スポーツ関連では「マー君神の子」「侍ジャパン」「育成選手」などがエントリーしていた。