女性は「老化」をどのくらい気にしている? 英調査では週平均252回。

2009/11/26 14:16 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


女性は自分の老化をどれくらいの頻度で不安に感じているのか。英国のフィットネスインストラクターと心理学者がテレビ番組の企画を通して、そんな調査を35歳から69歳までの女性100人を対象に行った。すると、平均で週252回、1日平均36回も、何らかの不安を感じていることが分かったという。

この研究はフィットネスインストラクターのアイリーン・エストリー氏と、心理学者のエマ・ケニー氏が「ルックス重視の社会によって、どの程度若さや年齢へのプレッシャーが作り出されているのか」(英紙デイリー・テレグラフより)を確認するために行われたもの。確認の方法はシンプルで、7日間にわたって「自分の顔や体、一般的に見える部分の中で、否定的に感じた回数」を数えていく方法がとられた。

その結果、回数を平均すると週252回であることが判明。いろいろな場面で自身の老化を感じ、気にしている様子が浮き彫りとなった。英紙デイリー・メールでは、この調査に対象者として参加した英放送局ITVの番組プレゼンター、シェリー・ヒューソンさんを具体的な例として紹介している。

女優としても活動するヒューソンさんは、現在59歳。常に“見られる”仕事に従事しているため、若さには人一倍気を遣っており、多いときで1日300回、1週間で1,400回も何らかの不安を感じていたという。

ヒューソンさんにとって、一番最悪な時間は「朝」。起きて鏡をのぞいたところでまず最初のカウント、さらにメイクをしている最中もカウントが続き、「メイクが完成してようやくチェックが止まった」。ほかにも「『自分は“若い女優”だ』とイメージしたとき」に「年をとっていたことを思い出させる」とカウント。自分より若く、素晴らしい人に会ったときもカウントするなど、ほぼ3分おきに自分を否定的にとらえていたそうだ。

改めて数字で見ると、老化に対して相当な不安を抱えていることがわかるが、ヒューソンさんは今回の調査に参加したことで、「ほかの女性がどう感じているのかを共有することができ、気が楽になった」とも話し、「肝心なのは私自身」と言い切っている。自分の体が老いていくのは皆一緒。それを前向きに捉えていくことで、老化に対する不安も小さくなっていくのかもしれない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.