朝7時に教会から大音量のロック音楽、若者向け対応も近隣の苦情絶えず。

2009/11/17 20:41 Written by Narinari.com編集部

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教会に流れる音楽といえば、普通はクラシックやゴスペルを思い浮かべます。でも、昨今はその教会音楽も様変わりしているそう。特に欧米では、若者の教会離れに歯止めをかけようと「ロック調」の音楽を使ってミサを行う教会もあるようです。

豪サイトNEWS.com.auによると、豪ブリスベン州中部にあるニューファームのメトロ教会も、そんな教会のひとつ。毎週日曜日のミサには、若者たちを中心とした信者が集まるそうです。ところが、このミサで流される音楽があまりにも大きすぎるため、周囲の住民は頭を痛めています。

「以前は朝の7時から、ロックが流れていたんです」

と話すのは、隣家に住むキャシー・デイビスさん。彼女を含めた住民らが、騒音が迷惑だと何度も警察に助けを求めましたが、今のところ教会側は音楽の音量を下げる意向を見せていません。それでも同市の市議会や地元政治家などが働きかけ、朝のミサ開始時刻を8時にすることには、教会も同意しました。

こうした問題は、同州内だけでも数か所の教会で起きているといいます。若い信者が欲しいのは理解できるところですが、近隣のコミュニティとの関係を悪化させてまで推し進めることが正しいのかは、賛否が分かれそうです。

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