「悩みました」阪神の矢野輝弘捕手が城島健司捕手入団にコメント。

2009/11/10 12:25 Written by Narinari.com編集部

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出場機会を求めてマリナーズを退団した城島健司捕手が、4年総額20億円の契約で阪神への入団を決めたのは10月27日のこと。日本を代表する捕手の入団は阪神にとって大きな戦力アップとなる一方で、それは、これまで正捕手を務めてきた矢野輝弘捕手や、今季けがの矢野捕手に代わって127試合に出場した狩野恵輔捕手の出場機会を奪うことも意味している。来季は矢野捕手と狩野捕手にとって厳しいシーズンになることが予想されているが、そうした中、これまで城島捕手の入団について口を開くことの無かった矢野捕手が公式サイトのメッセージを更新。率直な想いをつづっている。

11月9日に公式サイトで更新されたメッセージ「これからもよろしく!」によると、矢野捕手はこれまで沈黙を守っていた理由を「中途半端に何か言ってしまうと誤解を招く事もあると思ったので、自分の気持ちが決まるまで、メッセージは出さないと決めてました」と説明。その上で「この何週間か、これまでに無いぐらい悩みました」と、やはり城島捕手の入団が相当な苦悩となったことを明かしている。

来季については「FAでの城島選手入団の持つ意味は、僕も理解しているつもりです」「かなり厳しい状況になると思います」と、正捕手の座を失う可能性を踏まえつつ、「でも、僕のやる事は何も変わりません。自分が試合に出る為の努力、試合で結果を出す為の準備を精一杯やっていきます!」と、すでに気持ちを切り替えて臨む決意が固まっているようだ。

矢野捕手は1990年のドラフト2位で中日に入団。1997年オフに大豊泰昭選手とともに阪神に移籍し、以降、阪神の正捕手の座を守り続けてきた。阪神移籍後は3割近い打率を残したシーズンも多く、“打てる捕手”として、そして金本・下柳・矢野の40歳トリオの一角として高い人気を誇っている。

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