年末恒例の「今年の漢字」募集がスタート、どんな1字が選ばれる?

2009/11/04 07:11 Written by Narinari.com編集部

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1年の世相を漢字で表すと、どのような1字になるのか。年末の恒例行事である「今年の漢字」の募集を、今年も財団法人日本漢字能力検定協会が始めた。応募方法は、漢検のホームページ(//www.kanken.or.jp/)、携帯サイト、はがき、応募箱(全国約480か所)。最も応募の多かった1字を、12月11日に京都・清水寺、翌12日に漢検ホームページで発表する。

「新語・流行語大賞」などとともに、世相を反映する年末行事として定着している「今年の漢字」。1995年に始まり、今年で15回目を迎える。発表時には清水寺の奥の院舞台で、貫主が巨大な半紙にその1字を大書し、本尊の千手観世音菩薩に奉納するのが恒例だ。

参考までに、過去の「今年の漢字」にはどのような漢字が選ばれているのか、簡単に振り返っておこう。

◎過去の「今年の漢字」(漢検ホームページより)
1995年「震」(阪神・淡路大震災やオウム事件などに“震えた”年)
1996年「食」(O-157事件や税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発)
1997年「倒」(山一證券などの大型倒産、強豪倒してサッカーW杯初出場)
1998年「毒」(和歌山カレー毒物混入事件や環境ホルモンなど“毒”が問題に)
1999年「末」(世紀末、「世も末」な事件の多発)
2000年「金」(シドニー五輪の金メダル、朝鮮半島の“金・金”首脳会談など)
2001年「戦」(米国同時多発テロの発生、世界的な不況との“戦い”)
2002年「帰」(北朝鮮から拉致被害者が帰国、リバイバルブームなど)
2003年「虎」(阪神優勝や「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など)
2004年「災」(台風や新潟中越地震、記録的な猛暑、凄惨な殺害事件の発生)
2005年「愛」(紀宮様ご成婚、愛・地球博の開催、各界のアイちゃん活躍)
2006年「命」(悠仁様のご誕生、いじめ自殺や飲酒事故など命の重み痛感)
2007年「偽」(食品偽装や政界・スポーツ選手まで“偽”が発覚)
2008年「変」(世界経済大変動、日米政治変化、生活環境の変化、気候変動など)

こうして過去の「今年の漢字」を振り返ると、大きな出来事の中から共通するキーワードをうまく抽出していることがよく分かる。

今年は米国初の黒人大統領となるオバマ大統領の就任(1月)、「おくりびと」にアカデミー賞(2月)、野球のWBC連覇(3月)、天皇・皇后両陛下がご結婚50年(4月)、SMAPの草なぎ剛逮捕(4月)、裁判員制度施行(5月)、「1,000円高速」スタート(5月)、新型インフルエンザの大流行(6月〜)、マイケル・ジャクソン死去(6月)、改正薬事法施行(6月)、日本各地で皆既日食観測(7月)、相次ぐ有名芸能人の薬物逮捕事件(8月)、民主党が衆院選大勝・政権交代(8〜9月)、楽天の野村監督解任騒動(10月)などのニュースが駆け巡ったが、果たして2009年の「今年の漢字」はどの文字が選ばれるのか。皆さんはどんな1文字で表現する?

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