「時をかける少女」仲里依紗主演で実写映画化、同作の映画化は4度目。

2009/10/28 21:19 Written by Narinari.com編集部

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劇場公開された2006年の映画界を彩る賞レースで、日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞をはじめ各賞を総なめにしたアニメ「時をかける少女」。1983年に大林宣彦監督が原田知世を主演に据えて製作した同名映画(および原作)の“20年後”を描いた同作は、単館上映からネットの口コミに乗って一気にブレイクしたのは記憶に新しいところだが、2010年、アニメ版で主人公の声を担当した仲里依紗を主演に据えて再び実写映画化され、来年3月に公開されることが決定した。

「時をかける少女」は筒井康隆が1967年に発表した同名のSF小説が原作。今回の映画化は、1983年の大林宣彦監督版(主演:原田知世/実写)、1997年の角川春樹監督(主演:中本奈奈/実写)、2006年の細田守監督版(アニメ)に続き、4度目となる。

新作の「時をかける少女」は、原作の主人公である芳山和子(安田成美)の一人娘で、2010年に生きる18歳女子高生の芳山あかり(仲里依紗)が、交通事故で入院中の母に代わって1970年代にタイム・リープ。そこで若き日の母と、幼い頃に別れたきりの父との意外な青春時代を目にすることに……というオリジナルストーリーが繰り広げられる。

今回の実写映画版で主演を務めるにあたり、仲里依紗は「今度は、声だけでなく、自分自身がスクリーンに映ることができることになり、『時をかける少女』というブランドを背負うことができるのか、すごく不安でしたが、一生懸命時をかけました」とコメント。

また、これが長編映画初監督作となる谷口正晃監督は「世代を超えたたくさんのファンに愛し続けられている作品なので、恐れ多い仕事に取り組む責任を感じていました」と、かなりプレッシャーを感じながらの仕事だったようだ。

撮影は今年3月24日〜4月30日にわたって行われ、10月に完成。来年3月にヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほかで全国公開となる。

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