エスカレーターよりも階段を選ぶ人が急増、スウェーデンのある試み。

2009/10/09 11:32 Written by Narinari.com編集部

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駅構内での移動、エスカレーターと階段が並んでいた場合にどちらを選びますか? 人それぞれだとは思いますが、一般的には、体力を使わずに済むラクチンなエスカレーターを選ぶ人が多いかもしれません。そのため、ラッシュ時ともなると、エスカレーターの前に長い列ができることも日常的な光景です。そうなると逆に階段を上ったほうが速いこともしばしばですが……。

スウェーデンの首都ストックホルムでは、ある地下鉄駅の構内で、階段の利用率を上げるための実験を行いました。階段の段差をピアノの鍵盤に見立て、上り下りした際に、本当に音が出るようにしたのです。

これは「人は楽しいことがあるなら、行動を変えるのでは?」との発想から、広告会社「DDB」と、自動車メーカーのフォルクスワーゲンが共同で開発したもの。センサーを取り付けて段を踏むごとに、スピーカーからピアノの音が出てくる仕組みです。

すると、この「ピアノ階段」は大当たり。設置前に比べて、階段を利用する人が66%も増えたそうです。

このアイデア、日本にも輸入されたら面白いですね。

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