「涼宮ハルヒ」シリーズが初の映画化、2010年春に「消失」公開へ。

2009/10/09 10:46 Written by Narinari.com編集部

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「涼宮ハルヒの憂鬱」をはじめとした、谷川流による人気ライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズ。そのシリーズのひとつである「涼宮ハルヒの消失」が、2010年春に劇場版として公開されることがわかった。10月9日深夜に放映された最終話「サムデイ イン ザ レイン」放映終了後に発表されたもので、作品名と公開時期以外はまだ明かされていない。

「涼宮ハルヒ」シリーズは、宇宙人や未来人、超能力者に憧れる主人公の涼宮ハルヒと、彼女が設立したクラブ「SOS団」に関わる人物が織りなす学園SFコメディ。2006年4月から7月にかけて放映されたテレビアニメ第1期「涼宮ハルヒの憂鬱」は、キー局のネットワーク系列ではないUHF局で放送されたアニメだったにも関わらず、全国ネットのアニメを凌駕するほどの品質の高さがネットを中心に話題となり、瞬く間に人気が広がった。放送当時、UHFで放送されるアニメは、全国ネットのアニメとは絶対的な「差」があるとのイメージが定着していたが、「涼宮ハルヒの憂鬱」の登場により、「UHFアニメ」のイメージや注目度が格段にアップしたとの評価が多い。

また、平野綾や後藤邑子、茅原実里、杉田智和、小野大輔といった「SOS団」の面々が、声優としてブレイクするきっかけとなったのも、この作品の影響が強く、声優たちが歌うテーマ曲はオリコンのトップ10入りを果たしている。

今年4月から10月にかけて放映された新しいテレビアニメでは、再放送と新作を織り交ぜるといった大胆な試みを行い、ファンを驚かせた。その構成は再放送14話、新作14話の全28話。新作14話の中でも、8話にわたってほぼ同様のストーリーが展開された「エンドレスエイト」については、ネットを中心に大きな盛り上がりを見せた。服装やストーリーに多少の変化はあるものの、8週間もほぼ同様のストーリーが繰り返されることは異例中の異例。ファンの間でも、「いつ終わるのか」「もう飽きた」といった否定派もいれば、「これはこれで面白い」「実際やったところがすごい」といった肯定派もおり、いまだ賛否が分かれている状態だ。

今回発表された劇場版「涼宮ハルヒの消失」には、どのような「驚き」が秘められているのか。注目しておきたいところだ。

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