米調査で4人に1人は「身体の痛みはアルコール(飲酒)で緩和する」。

2009/10/06 20:34 Written by Narinari.com編集部

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病気で身体が痛むとき、病院にすぐに行くのが最適かつ安全な方法ですが、時間的な余裕がなかったり、病院が嫌いだといった理由で、自分で何とか痛みを和らげようと考える人も少なくありません。それほど深刻な症状でなければ、市販の鎮痛剤の類で乗り切るのもひとつの方法でしょう。そうした自己判断による“個人治療”が、実際にどのように行われているのかを調べるべく、米フロリダ大学歯科学科のJoseph L. Riley教授らが調査を行いました。

Joseph L. Riley教授らの研究グループは、フロリダ南部に在住する4,000人規模の成人を対象に、「痛みのマネージメント」に関する電話アンケートを実施。そして、歯痛、顎または顔面の痛み、関節炎などを持っている人々を調べた結果、ほぼ4人に1人が「痛みのマネージメント」にアルコール(飲酒)を利用しているとの回答を得ました。

ちなみに、アルコールで痛みを緩和する人の割合は、女性よりも男性が多くを占めています。また、収入や教育の高い人ほど、このような“個人治療”をする傾向が強いことが分かりました。

しかも「酒+鎮痛剤」を服用して痛みを緩和しようとするケースも少なくなかったそう。これは胃腸や肝臓に悪影響をもたらすため、絶対に組み合わせてはいけません。痛みを取ろうとして、さらに病気を増やしてしまったら、本末転倒も良いところです。

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