英国の8人に1人は「夢の職業」に就く、成人を対象にした調査で判明。

2009/09/09 17:58 Written by Narinari.com編集部

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純粋無垢な子ども時代、いろいろなきっかけで、何かしらの職業に憧れを抱くことはなかっただろうか。男性ならスポーツ選手、女性ならケーキ屋さんやお花屋さんというのが、いつの時代も人気の職業だ。しかし、実際に大人になったら、思い描いていた未来とは異なる仕事をしていた――という人も多いかもしれない。そんな「子どもの頃に描いた夢と、大人になってからの現実」の実態を浮き彫りにする調査が、英国の職業相談所であるキャリアズ・アドバイス・サービスによって行われた。その結果、全体の約8人に1人となる12%の人が、子どもの頃に希望した職業に就いているという。

日本でも「大人になったらなりたい職業」というアンケートは定番中の定番。例えば第一生命が未就学児と小学生を対象に毎年実施している作文コンクールの中でも、「なりたい職業」ランキングが発表されている。2008年度のランキングを見てみると、男の子は1位が「野球選手」、2位が「サッカー選手」、3位が「学者・博士」で、女の子は1位が「食べ物屋さん」、2位が「保育園・幼稚園の先生」、3位が「学校の先生」「看護師さん」という結果だった。2004年以降、男女ともに、トップ3にランクインしている職業はほとんど変わっていない。

一方、今回英国で行われたのは、子どもではなく大人を対象にした“その後”の調査だ。キャリアズ・アドバイス・サービスが2,000人の男女に現在の仕事についてをたずねたところ、12%が「小さい頃から憧れていた職業に就いた」と回答。逆に70%以上の人が、「憧れていたのとは別の職業に就いた」と答えた。そして半数以上の人は「最初に憧れていた職業は、現実的ではなかった」と振り返っている。

ちなみに、デイリー・テレグラフ紙には、英国の今の子どもたちの「なりたい職業」が男女別でトップ5まで掲載されている。それによると、男の子は“世界最高峰”と言われるプレミアリーグを間近で見ていることもあって、「サッカー選手」が1位に。以下、「経営者/ビジネスマン」「ポップスター」「パイロット」「医者」と続いた。女の子は1位が「先生」で、以下、「医者」「獣医」「ポップ/ロックスター」「ビジネスウーマン」と続いている。男の子のほうが大きな夢を思い描く傾向があるのは、日本も英国もあまり違いはないようだ。

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