夏休み中のオバマ大統領、保養地滞在中の「読書リスト」はどんなもの?

2009/08/28 18:56 Written by Narinari.com編集部

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読書の季節といえば日本では秋ですが、米国では主に夏。まとまった休暇が取れる時期を利用して、一気に本を読む人が増えるためです。書店でも「サマー・リーディング・リスト」と称して、いろいろな本が紹介されています。

現在、夏休みを取って歴代大統領が訪れるという高級保養地・マサチューセッツ州のマーサズ・ビンヤード島に滞在中のバラク・オバマ大統領も、何冊か読みたい本があるそうです。夏休み中はゴルフやテニスを楽しみ、そして読書にもゆっくりと時間を割く予定なのだとか。大統領という立場とはいえ、家庭ではまだ小さい子どものいるパパ。家族水入らずの時間もやはり必要なのです。

ホワイトハウスの副広報担当者であるビル・バートン氏によると、大統領の「サマー・リーディング・リスト」は全部で5冊あります。

「Hot, Flat and Crowded」(著者:Tom Friedman)
「John Adams」(著者:David McCullough)
「Lush Life」(著者:Richard Price)
「Plain Song」(著者:Kent Haruf)
「The Way Home」(著者:George Pelecanos)

「Hot, Flat and Crowded」は「地球温暖化と、それに対する米国の解決策とは」というテーマ。イラク戦争や経済破綻など、近年問題が山積みとなっている米国において、環境に対する注目が薄れていることを懸念しているというオバマ大統領らしいチョイスです。「John Adams」は、最近米国でTVドラマ化もされた第2代大統領のジョン・アダムスの伝記。過去の大統領の仕事ぶりや心境を、自分に置換えて読むのかもしれません。

最後の3冊は小説。ドラッグや窃盗、殺人、貧困問題というテーマをリアルに描くことを得意とする著者の作品です。

ちなみに、この5冊の総ページ数は2,300ページに上り、夏休みの間(1週間)に全て読み切るとすれば、1日300ページを読む計算となります。ほかのレジャーを楽しみ、子どもとの時間を有意義に過ごしつつ、果たして読書にどれだけの時間を費やせるのかは判りませんが……。

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