「トイレの罠」にはまって1週間、女性が閉じ込められ死の危険も。

2009/08/03 15:24 Written by Narinari.com編集部

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「トイレの罠」――これはある外国のニュースサイトに掲載された記事の見出し。これだけでは何の話なのかさっぱり見当もつかないが、実際に起きた出来事の詳細を聞けば、「トイレの罠」以外の何ものでもないことがきっと理解できるはずだ。

「トイレの罠」にはまったのは、オーストラリア・クイーンズランド州イプスウィッチで暮らす67歳の女性。ある日曜日の深夜にトイレに入ったところ、突然、扉が動かなくなるアクシデントに見舞われ、トイレに閉じ込められてしまった。脱出しようと何度も助けを求めたが、1人暮らしが災い。誰にも気付かれないまま時が流れてしまった。

そんな窮地に陥っていた彼女が救助されたのは、事故が起きてから1週間も過ぎた日のこと。隣人のマイケル・ハイバードさんが裏庭で洗濯物を干していたとき、トイレから女性の叫び声が聞こえ、やっと事故が発覚したそうだ。ハイバードさんはすぐに警察に連絡。トイレのドアが外され、女性は無事に救出された。救出当時の女性は脱水症状を起こしていたものの、意識はあり、一命を取り留めたという。

1週間もの間、トイレに閉じ込められていた女性が生存できたのは「トイレタンクの水を飲んでいたためではないか」と推測されている。医療関係者は「1週間以上、水なしで生きることは難しく、3、4日で死ぬ場合もあります」と語っており、彼女が閉じ込められた場所に水があったことは「不幸中の幸い」だったようだ。

また、今回の事故は、女性が1人暮らしであったために発見が遅れた。第一発見者のハイバードさんは「もう少し隣人に対して関心を持たないといけないと気付かされた」と現地メディアのインタビューにコメントしている。

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