メキシコ上空のUFO映像がYouTubeで話題に、英国では「当たり年」報道も。

2009/07/14 22:07 Written by Narinari.com編集部

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かつてUFOというと、テレビの特番などで映像を見るくらいで、少し遠く、珍しい存在に思われてきた。しかし実際には、単に伝えられる例が少なかっただけで、意外に多くの人に目撃されているのかもしれない。最近ではケータイやデジタルカメラなどを使って簡単に動画が撮影できるほか、一般の人が活用できる動画投稿サイトも充実し、UFOを撮影した動画が多数アップロードされている。そうした中、7月5日にYouTubeにアップロードされた「メキシコ上空に現れたUFO」の動画は、多数の発光体が奇妙な動きを見せており、1週間あまりで約40万回再生されるなど、注目を集めているようだ。

「UFO RELEASES INTELLIGENT MOVING SPHERES!! First ever video footage!」と名付けられたこの動画は、ペドロ・ヘルナンデスさんが撮影した映像をメキシコのテレビ番組が紹介しているもの。投稿者による説明が加えられており、撮影されたのは今年5月22日の午後5時40分頃のことだという。

この日、ヘルナンデスさんは飛行機を撮影するために空へカメラを向けていたところ、飛行機の先に大きな発光体がいるのを発見した。しばらく撮影していると、いくつかの小さな発光体が現れ、大きな発光体の周囲を飛行。小さな発光体は姿を消したり、群れになったり、散らばったりと、縦横無尽に自由な動きを見せており、その一部始終がカメラに収められている。

YouTubeには3,300件を超えるコメントが寄せられ、「素晴らしい」「信じられない」と素直に驚く人もいれば、「ぼやけているのが怪しい」「フェイクだろう」と疑う人もあり、映像の真偽に注目するコメントが目立つ。ただ、全体的には、肯定的に捉えているコメントが多いようだ。

ちなみに。近年、ネットでのUFO報告事例や映像が増えたことによって、海外メディアを中心に、UFOに関する報道も目立つようになってきた。例えば最近の話題をかいつまんでみても、米地方テレビ局WPTVが7月6日にフロリダ州ボカラトンで目撃例が相次いだ緑色に光る物体について伝えているほか、米NBCは7月4日にテキサス州のアーリントン湖での目撃情報、英テレグラフ紙やデイリー・メール紙も5月と7月に映像付きでUFO発見の一報を伝えている。

また、英国の複数メディアによると、今年は英国防省に報告されたUFOの目撃件数が記録的に多い「当たり年」だという。実は昨年も「記録的に多い年」と報じられ、2006年度の97件、2007年度の135件に対し、昨年度は285件と急激に増加していた。しかし今年はそのペースをはるかに上回り、上半期だけですでに231件も報告。その要因について元国防省のUFO研究者ニック・ポープ氏は「多くの人が携帯カメラを持ったこと」「以前は、笑われるのを恐れて隠す人も多かった」(サンより)と語り、やはりデジタル機器の普及と、ネットでの“発言のしやすさ”が、UFO報告を増やしていると分析している。

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