赤ちゃんがローラースケートで滑り回るエビアンCM、YouTubeで大反響。

2009/07/09 21:55 Written by Narinari.com編集部

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短い時間で商品をアピールするテレビCMは、強烈なインパクトを持つ作品も少なくない。特に欧米では個性の強いものが多いが、飲料水メーカーのエビアンが7月3日から欧米で放映を開始したテレビCMが話題を呼んでいる。ローラースケートを履いた赤ちゃんたちが公園内を滑り回るという内容で、この動画(Evian Roller Babies US)が投稿されたYouTubeでは、約1週間で再生回数が260万回を超えるほどの人気ぶりだ。

このテレビCMは、エビアンが7月1日に開始した「Live Young」キャンペーンの一環として制作されたもの。同社では、約10年前に欧州で放映したシンクロナイズドスイミングをする赤ちゃんたちのテレビCMが話題となったが、その「エビアンベイビー」が復活した形だ。

今回は、ラジカセから流れるシュガーヒル・ギャングの名曲「ラッパーズ・ディライト」に合わせ、まだおしめをつけた総勢96人の赤ちゃんがプロ顔負けのスケーティングやブレイクダンスなどを披露。路上に6人を寝かせて飛び越すジャンプやバク転など、驚きのシーンも満載となっている。

エビアン日本版サイトによると、このテレビCMはキャンペーンに合わせ7月3日から米国、フランス、ベルギー、カナダなどで放映を開始したという。ネットでの反響も大きく、YouTube上で米国版、国際バージョンともに200万回前後再生されており、英紙デイリー・メールは先週1週間で計400万回以上再生されたと伝えている。

同紙には「今まで見たもので、一番かわいいCM」とする女性のコメントが紹介されており、視聴者の反応も上々の模様。また、ロイター通信が「かわいい赤ちゃんと冒険的なスポーツを組み合わせることを、誰も発想なかった」と絶賛するなど、メディアの評判も良いようだ。

同社国際戦略責任者のマイケル・エイダン氏はこのCMの意図について、消費者へ「夢」を売りたかったと説明。「近年、われわれは事実に基づいたテレビCMを制作してきた。しかし、消費者はブランドに対するより大きな感情や夢に期待しており、これに応えたかった」としている。

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