「空き巣に使われる可能性があるから」庭のトランポリン撤去を求められる。

2009/07/03 18:27 Written by Narinari.com編集部

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どの国でも同じかもしれませんが、「紳士の国」英国でも、特に都市部での空き巣被害が頻発しています。住民たちは、大切な我が家を守るために、いろいろな対策をしなければならないのです。

しかし、さすがに「これは心配しすぎかも?」と思うような、ちょっとした騒動がありました。

英国エセックス州ウィックローという町に住むマシュー・ナイス(36歳)さんは、政府からの補助が付いたアパートの住民。彼は娘のヤスミンちゃん(8歳)のために、トランポリンを手に入れ、それをアパートの庭(共同敷地内)に置いたのです。

ところが、先日このアパートの管理団体から「すみやかに、撤去すること」という、通達がありました。どうやら、アパートのほかの住民が苦情を出したらしく、その理由が、

「トランポリンを使って、空き巣が窓によじ上ったりする可能性がある」

ということだったのです(管理団体側は後に否定)。

しかし、トランポリンは直径90センチ程度。高さも30センチ位しかない小さなものです。これを使って高い場所にジャンプしようとしても、少しムリがあるような代物。スパイダーマンならまだしも……。

ナイスさんは「これは子供のために置いてあるもので、そんな理由で取り上げるなんてあまりにもバカバカしい」と憤慨。この通達を無視することにしたのです。

ただし、過去の事例をさかのぼってみると、実際にノース・ヨークシャー州で警察に追われた空き巣が、たまたまそこにあったトランポリン(器具の大きさは不明)を使って塀を飛び越え、逃げきったという前例もあるそう。

どうやら絶対にあり得ない話というワケではないようですが、皆さんなら、管理団地とナイスさん、どちらの側に賛成しますか?

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