50年前に埋めたタイムカプセル発掘できず、記念祝典もむなしい結果に。

2009/06/24 12:31 Written by Narinari.com編集部

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タイムカプセルといえば、何か記念になるものを地面に埋めておき、何年か後に掘り出して、懐かしさや時の移り変わりを感じさせてくれるもの。卒業生らが学校生活の最後に、このタイムカプセルを学校の校庭のどこかに埋めたりするのは、思いで作りの定番です。

でも、当たり前のことではありますが、このタイムカプセルを埋めた場所はしっかり把握しておかないと、後で大変困ったことになってしまいます……。

ミズーリ州セントルイス郊外にあるオバーランドは、町ができてから今年で70年を迎えるそうです。その記念式典の催しのひとつとして、同市が50年前に埋めたタイムカプセルを掘り出そう、という企画がありました。ところが、埋められた場所がどうしても突き止められなかったため、大切なイベントが台無しになってしまったのです。

オバーランド歴史研究会の副代表のシャーレー・ニーディーさんによると、同市は1959年、“20周年記念”の際にタイムカプセルを埋めたそうなのですが、

「1959年の人たちは、どうやら『目印』というコンセプトを忘れていたようです」

とのことで、埋められた場所を記す記念板などがないため、どこにあるのかすっかり判らずじまい。当時撮影された写真は残っているものの、それだけでは情報不足であり、さらに50年前のことを覚えている住民を募ってみたものの、やっぱりタイムカプセルの場所は判明しませんでした。

あまりの「とほほ」な結果に、喜ばしいはずの祝典も、同市関係者にとっては赤っ恥をかく場となってしまいました。でも、これからでも遅くないですから、いつか見つかると良いですねぇ、タイムカプセル。

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