英国にIQ160の2歳児現る、「末はゲイツかホーキング博士か」と話題に。

2009/06/10 11:59 Written by Narinari.com編集部

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数字が大きいほど、高い知能レベルを示すとされるIQ。海外からはたびたび高数値のIQを持つ子どもの話題が伝えられるが、英国ではいま、IQ160を持つ2歳の女の子が注目を浴びている。それだけの高いIQを示しているだけに、やはり“人とは違う何か”を感じさせる少女だという。

この女の子はカリーナ・オークレーちゃん。英紙デイリー・メールによると、カリーナちゃんは「周りの人からいつも頭が良い」と言われ続けてきたそうだ。普段はほかの女の子と同じように、服を着飾って絵を描いたり、おもちゃで遊んだりと、いかにも子どもらしく生活を楽しんでいるカリーナちゃんだが、「明るくはっきりと会話をし、素早く要点を掴む」能力を母親は感じていた。

ある日、テレビ番組で天才少年の番組を見た母親は、カリーナちゃんにも可能性を感じ、興味本位でIQテストを行うジョーン・フリーマン博士に連絡を取ってみたという。そしてテストを受けた結果、カリーナちゃんの知能指数は160と判明。この数値はマイクロソフトのビル・ゲイツ会長や、筋萎縮性側索硬化症を患っている理論物理学者、スティーブン・ホーキング博士と同じだと、デイリー・メール紙は伝えている。(編集部注:ただし、IQは精神年齢と実年齢の関係を示した数値のため、異なる年齢によるIQの比較はあまり意味がない)

IQ160もある2歳児は何が違うのか。ジョーン教授は「彼女の精神年齢は4、5歳程度に相当」とし、特にカリーナちゃんの「想像力や記憶力が素晴らしい」と話す。英紙サンは具体的に、カリーナちゃんは1度聞いただけで外国語の言葉や文章を覚えたほか、数や形、文章を思い出す能力に優れていると紹介。また英紙デイリー・テレグラフは「あなたは目をどのように使っていますか」という質問に、カリーナちゃんは「眠るときはそれを閉じます」「コンタクトレンズを入れます」とすらすら答え、「想像力あふれる2歳児」とその凄さを伝えている。

IQレベルが高い子どもの例として、デイリー・テレグラフ紙は、ほかにもIQ156を持つ別の2歳の女の子が見つかったことに触れ、この女の子は英語とスペイン語で10まで数えられ、発音を示す音標文字や35か国の首都がわかるのだという。また、今年3月には、米国でIQ176を持つ6歳の少年のニュースが報じられ、「100万人に1人」と米紙USAトゥデイが取り上げたほか、2007年には英国でIQ152の2歳児がいることも話題になった。

あくまでIQの数値が高いことがわかっただけで、今後その才能をどう生かすかは自分次第。とはいえデイリー・メール紙が触れたビル・ゲイツ会長は、パソコン業界で成功を収めて財を築き、ハーバード大学入学時には、日本のセンター試験にあたるSATで、米国史上最高得点を叩きだしたと言われる。また米ドラマ「HEROES」のヒロ役で人気となったマシ・オカはIQ189あったと言われ、米タイム誌に天才児と取り上げられたほど。俳優業の前には、ジョージ・ルーカス監督が設立したインダストリアル・ライト&マジック (ILM) 社で映像特殊効果開発に携わったのも有名で、こうした例を見るとカリーナちゃんの未来も楽しみと思わざるを得ない。

しかし、カリーナちゃんをこぞって紹介する英メディアに対し、国民は意外に冷静なようだ。しかも、高いIQを持っている人からの批判がいくつか見られる。ある女性は「子どものうちの1人が学校からIQが高いと認められたが、普通の子と同じように楽しんでもらいたかったので普通の教育をした」とし、「大人のプレッシャーはもっと成長してからで良い」とコメント。また「娘と私は156と159のIQを持つ」という女性も、「普通に教育されて、バランスのとれた生活を送っている」とし、「どれだけ賢いかを人に話しても、“不人気”になるだけ」と手厳しい。カリーナちゃんは2歳にして注目を集めてしまったが、英国民の間ではゆっくりと成長を見守ってあげるのが一番というアドバイスが多いようだ。

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