「世界仰天ニュース」の上原美優特集に賛否両論、「ドン引き」の声も。

2009/05/29 23:16 Written by Narinari.com編集部

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10人兄姉の大家族で育った「貧乏アイドル」として、昨年あたりからバラエティ番組に引っ張りだこの上原美優。「でんぷんを水で溶いたもの焼いて食べていた」「花や草がおやつ」「7枚のパンツを姉妹で奪い合い」「家は雨漏りが当たり前」「15歳で自立しなければならない掟」など、語られる貧乏エピソードは枚挙にいとまがないが、そうした境遇を明るく話し、売りにしている上原美優は、芸能界広しと言えども希有な存在だ。そんな上原美優の半生を振り返った特集が5月27日に「ザ!世界仰天ニュース 」(日本テレビ系)で放送されたが、その内容についてネットでは賛否を呼んでいる。

この特集は「有名人の仰天スペシャル!Part5 大家族貧乏アイドル 上原美優(22)衝撃の過去」とのタイトルで放送されたもの。上原美優は5月22日に半生を描き下ろした自伝「10人兄弟貧乏アイドル☆ 私、イケナイ少女だったんでしょうか?」(ポプラ社)を発売しているが、「ザ!世界仰天ニュース」の特集は書籍と連動する内容だった。

再現VTRで披露されたエピソードの中から、貧乏エピソード以外の「衝撃の過去」について語られた部分を、いくつか抜粋してみよう。

・高校の入学金を払うために、高いお金をもらえる仕事はなんでもやった。
・鹿児島で同居していた姉が上京したため、アパートの家賃が払えず友人宅を転々。
・お金を稼ぐために高校は休みがちに。
・不良グループに目を付けられ、夜道を歩いているときに「思い出したくもないような酷い目にあった」(→「最悪の出来事」のテロップ。再現VTRでは複数の男性に絡まれていた)。
・高校は結局退学。
・生活は荒み、町で暴れる“札付きの悪”に。
・寂しさを紛らわすために地元のレディースに入る。

このように、鹿児島で過ごした15歳以降はかなり荒れていた様子。ただ、その頃すでに東京で働いていた姉の薦めによって、幼い頃から夢に抱いていた芸能界入りを目指して上京することになる。

上京後ほどなくして芸能事務所の面接に合格したものの、売れない日々が続いたため、夜の仕事もしていたという。また、寂しさから睡眠薬を大量に飲み、自殺未遂を図ったこともあるそうだ。しかし、こうした一連の出来事を受け止め、支えてくれたのはやはり兄姉の存在だったと、特集はまとめられている。

芸能人が「衝撃の過去」で涙を誘うパターンは常道と言えば常道だが、多くはピークを過ぎかけた芸能人が取る手法。売り出し中のアイドルがこうした過去を明かすのは異例だ。それだけに反響は大きく、ネットには番組終了直後から、たくさんの視聴者の声が飛び交っている。

例えばYahoo!知恵袋には「世界仰天 上原美優」の検索ワードに該当するトピックが15個も乱立。最も回答数の多いトピックでは、「今日の世界仰天ニュースの上原美優さんのエピソード……私はドン引きしてしまいました。(中略)自分の弱さを美談のようにしてしまうのがどうしても納得できません。(中略)他のみなさんがどう思ったか、知りたくなったのでいろんなご意見を聞かせてください」との質問に対し、「ただただドン引きしました」「なんとなく嫌いになりました」「今は『不良』がブーム?みたいな風潮が有りますから、すかさず売り出しに利用したんでしょう」「早く芸能界から消えてほしい」など、厳しい意見がズラリ。

また、「世界仰天ニュース」の枠で放送されたことに対しても、「どこが『仰天ニュース』なのか」「なぜ仰天ニュースで取り上げたのかがわかりません」とのツッコミもある。ちなみに「感動した」というコメントも、いくつかは見られた。

貧乏ネタの次は「衝撃の過去」。果たして、上原美優の向かう先はどこなのだろうか。

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