マイベストTV賞グランプリに「流星の絆」、ベスト10のうち6本が嵐関連。

2009/05/27 22:40 Written by Narinari.com編集部

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日本の放送文化の質的な向上を願い、1963年に放送批評懇談会が創設した「ギャラクシー賞」。45年以上の歴史を持つ同賞は、いまや日本を代表するテレビとラジオの賞として知られているが、2007年からは一般のWEB会員が直接投票することができる「ギャラクシー賞マイベストTV賞」が創設され、第1回目のグランプリはNHKのドラマ「ハゲタカ」、第2回はTBSのドラマ「歌姫」が選出されている。そんな「マイベストTV」の第3回の結果が5月27日に発表され、グランプリにTBSのドラマ「流星の絆」が選ばれた。

グランプリ作品は、投票によって決められたノミネート作品(毎月投票数上位の3作品)38本の中から、1人あたり最高3本までを投票するという方法で決定。一般のWeb会員は439人が投票に参加している。

その結果、154票を集めて第1位になったのは「流星の絆」だった。同作は二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香が3兄妹を演じ、東野圭吾の原作を宮藤官九郎が脚本化。昨年の「秋ドラマ」(10〜12月)として放送され、初回でいきなり21.2%、最終回(第10回)では22.6%の高視聴率を記録し、平均も16.3%と安定した数字を残して「秋ドラマ」全作品の視聴率トップに立った作品だ。投票者からは「誰が良かったではなく、『チーム流星』としてすべてが良かった」「兄弟の世界観が美しく描かれていた」(放送批評懇談会より)との声が寄せられている。

以下、2位は「DOOR TO DOOR〜僕は脳性まひのトップセールスマン」(主演:二宮和也/TBS)、3位は「魔王」(主演:大野智/TBS)、4位は「24時間テレビ 誓い〜一番大切な約束」(メインパーソナリティ:嵐/日本テレビ)、5位は「歌のおにいさん」(主演:大野智/テレビ朝日)、6位は「風のガーデン」(主演:中井貴一/フジテレビ)、7位は「驚きの嵐!世紀の実験 学者も予測不可能スペシャル5」(司会:嵐/日本テレビ)、8位は「情熱大陸 長瀬智也」(TBS)、9位は「ラスト・フレンズ」(主演:長澤まさみ/フジテレビ)、10位は「ラブシャッフル」(主演:玉木宏/TBS)と続く。

全体を見渡すと、ベスト10のうち6本は嵐のメンバーが出演していた番組、7本はドラマという傾向が出ている。「マイベストTV賞」は視聴率や人気投票とも異なる、独特の傾向を持った賞と言えそうだ。

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