きっかけはYouTube、2歳の「ビリヤード界のタイガー・ウッズ」に全米注目。

2009/05/27 10:37 Written by Narinari.com編集部

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21歳のときに史上最年少でマスターズを制し、以来ゴルフ史を塗り替える数々の記録を打ち立てているプロゴルファーのタイガー・ウッズ選手。生後9か月でゴルフを始め、幼い頃から“天才”の片鱗をうかがわせていたと言われているが、同じ米国に、「ビリヤード界のタイガー・ウッズ」と呼ばれる“天才ハスラー”の2歳児が現れ、全米の注目を集めている。父親が「YouTube」にプレー動画を投稿したことをきっかけに、メディアからの取材が殺到中だ。

この“天才”2歳児は、ニューヨーク州に住むキース・オディール・ジュニア君。両親がともにビリヤード好きで、特に父親がセミプロだったため、キース君は生まれてから親たちのプレーを眺めて暮らしていたが、昨年のクリスマスに突然、ビリヤードに挑戦したいと父親にせがんだ。そこで、子供用の小さなビリヤード台とキューを与えると、他のおもちゃには興味を示さず、ビリヤードに没頭するようになったという。

普段は他の2歳児と変わらないが、ビリヤードをするときは「信じられないほど」(父親談)の集中力をみせるのだとか。日ごとに腕を上げる息子の姿を見て、キース・シニアさんは今年3月にビリヤードをしている映像を「YouTube」に投稿。すると、大人顔負けのプレーに米メディアが注目し、この50日間で新聞や雑誌、地元テレビ局などが相次いで取材を申し込んでいる。さらには、米4大ネットワークまでもがキース君をニュースで取り上げた。

メディアに注目されたことで全米ビリヤード協会も動き出し、キース君一家をラスベガスに招待してCMを撮影したという。さらに、2冊のビリヤード専門誌が特集し、全米放送のトーク番組への出演も決定している。

また、最年少で全米協会の会員に登録され、キース君の公式サイトも開設。YouTubeに投稿された動画や、ニュース番組で放送された映像を公開しているほか、キース君公認のキューも販売中だ。

米放送局CBSの取材に対して、キース・シニアさんは「手をわずらわせない普通の子供と同じように育てている」とコメント。「ビリヤード界のタイガー・ウッズになってほしいか」との質問には、「ゆくゆくはそうなってくれれば」と期待は隠しきれない様子だ。ウッズ選手も2歳のときにはすでに地元カリフォルニアの有名選手だったが、すでに知名度の点ではキース君のほうが上かもしれない。

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