柔道金メダリストの内柴正人選手が市に苦言「僕は怒っています」。

2009/05/15 21:46 Written by Narinari.com編集部

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2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪で金メダルを獲得した柔道男子66kg級の内柴正人選手が、公式ブログ「内柴一家の秘密の扉」で、自身が住む東京・某市の行政に苦言を呈している。昨年、同じ柔道金メダリストの石井慧選手のビッグマウスについて、「五輪のことを『ちっぽけ』とか言うし遅刻するし なんか一緒にされたら困る」「気分が悪い!」とつづるなど、ときにストレートな感情をブログにぶつける内柴選手が、今回、なぜ市に怒っているのだろうか。

5月15日に更新されたエントリー「予定地?」で語られているのは、自宅の真横にある公園予定地について。内柴選手は「地に足をついて勝負する」との理由から、「莫大なローンを背負い」市内に自宅を購入した。公園予定地の真横という立地が気に入っての購入だったようで、「子供も僕も遊べるし走れるし」と、公園完成後のイメージを膨らませてきたという。

ところが、公園予定地は4年待っても予定地のまま。あくまでも市が管理する予定地のため、立ち入りは禁止されており、仮に立ち入ろうものなら市から管理を委託されているという「近所のおっさん」に叱られるそうだ。また、「このおっさんの責任感も融通のきかないもんで」と、皮肉を込めて「おっさん」を紹介している。

内柴選手は公園予定地が何の動きもないまま放置されていることに相当お怒りのようで、「僕は思うんです。危ないから入ったらダメだそうだけど定期的に草を刈って開放すればいいのではないか!?」「危ないって何が危ないの?空き地で遊んで怪我したら自己責任でしょ!」「道路歩いていて怪我したらその地区のお役所を訴えますか!?訴えないでしょ」と不満爆発。さらに続けて「開放しろ〜てか、公園作れよ!」「家を買った時の『公園真横じゃん』というワクワクはどうしてくれんだよ! 死に物狂いで柔道してローン返済していることを考えるイライラします」と、辛辣な言葉をズラリと並べている。

また、内柴選手は市長を表敬訪問した際に、公園予定地の開放をお願いしたそうで、そのときに市長から「はっはっは〜っそうですか!ならば早急に調べます」と言われた経緯があることから、余計に進捗がないことにいらだちを覚えているようだ。そして「僕は公園が出来ない限り今後、市の行事には行かない事を決意しました」と、“抗戦”する構えを見せている。

ただ、このエントリーの最後では冗談ぽく「あっ取り乱しました」「僕の住んでる市は良い所です。ただ、この公園だけが…」ともつづっているため、キレているというわけではなさそう。でも、家は大きな買い物だからこそ、こうした怒りを覚えるのは想像に難くない。果たして、内柴選手の苦言は、市に届くだろうか。

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