日本行きを夢見る中国の「相撲男」、悩みは「対戦相手がいない」。

2009/04/19 22:14 Written by Narinari.com編集部

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ネットにアップされた1枚の写真から口コミで広がり、メディアにまで紹介されることになった、中国の通称「相撲男」をご存じだろうか。彼はいま、3年後に日本に行くことを夢見て修行に明け暮れる毎日だ。

「重慶商報」とそのサイト「華龍網」によると、四川省・重慶在住のこの男性は、通称“玄武”と言い、年齢は24。身長は183センチ、体重は自称「170キロ」とのことだ。なぜ自称かと言えば、家にある体重計では120キロまでしか量れないらしく、針がふれてしまって本当の体重が「わからない」ため。しかしながら、周りの人の体型・体重から判断するところ、少なく見積もっても150キロ、本人が言うのは「160〜170キロはある」のだそうだ。

玄武が相撲を志したのは、大学1年の時。大学1年の1学期間で70キロしかなかった体重が一気に90キロまで増え、「どうしたものか」と悩んでいた矢先、ネット上で「相撲」の動画にめぐり合う。当時から剣道や筋力トレーニングに勤しみ、力には自信があった玄武は「これこそ自分に適したスポーツだ!」と悟ったそうだ。それからは、体重増加にさらに努め、相撲に集中するために大学も中退。4年経った今では、相撲取り顔負けの体型・体重になっている。また、“玄武”という名は、「相撲っぽい」という理由からこの時期に使い始めたそうだ。

しかし、そんな玄武にも大きな悩みがある。それは対戦相手がいないということだ。相撲というスポーツの存在自体をあまり知られていない国。相撲人口といえば、ごく僅かだ。玄武が暮らす重慶には、自分以外に一人いるのかさえもわからない。そこで玄武は、つい先日、ムエタイ選手との異種格闘技戦をマッチメイク。相撲でなくても、まずは試合ということらしい。玄武の写真がネットにアップされたのも、もともとこの試合の宣伝をするために友人がおこなった行為なのだという。

大学時代は「太っている」という理由で彼女にふられた経験を持つ玄武だが、現在は結婚を前提でお付き合いしている彼女がいるとのこと。心身ともに自信で満ち溢れている。ムエタイ選手との試合結果も気になるところだが、数年後、彼の勇姿を日本で見られることを期待したいところだ。

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