政府記録は1879年生まれの130歳、カザフスタンに世界最長寿の女性がいた?

2009/03/25 15:22 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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中央アジアに位置する、旧ソ連邦の国カザフスタン。米国では映画「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」の主人公、ボラットの故郷として「不覚ながらも」有名になってしまった国です。カザフスタンをバカにしたと、同国政府が大統領を通して米国に苦言を呈したりもしました。まさに国際問題にまで発展してしまったのは記憶に新しいところです。

さて、そのカザフスタンでこのたび誕生日を迎えたご年配の女性がいました。それだけではニュースにはならないのですが、なんと彼女、カザフスタン政府の国勢調査の記録によると、今年で130歳になるというのです。本当だとすると従来の公式記録上で認定されている世界長寿のフランス人女性、ジャンヌ・カルマンさん(122年と164日間)を抜いて、世界一になるそう。

サカーン・ドソーバさんというこの女性は1879年の3月27日生まれ。この誕生日できちんとしたパスポートもあるそうです。10人の子供を出産した元気なお母さんでもあります。長生きの秘訣はこれといってないようですが、生まれてこのかた薬を飲んだことがない(病気になった時は、彼女の祖母が教えてくれた民間療法を使って治した)、そしてカッテージチーズが大好きでよく食べているとのこと。乳製品は長寿に効果があるという説もあるので、もしかしたらこのチーズが彼女をここまで長生きさせたのかもしれません。

ちなみに1879年といえば、まだ英国でヴィクトリア女王が国を治めていた時代。また、スターリンやアインシュタインが誕生した年であり、トーマス・エジソンが白熱電球を発明した年でもあります。

ただ、今回の世界最長寿に、カザフスタン政府はいまだ懐疑的なのだそう。100年以上前の同国の国勢調査は曖昧だった面も多く、今後もっと証拠を揃えていきたいとのことです。

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