八つ子母が非営利団体の育児サポート拒絶、理由は「スパイしていたから」。

2009/03/24 17:24 Written by Narinari.com編集部

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米国に「流行語大賞」のようなコンテストがあったなら、2009年の1位になるであろう言葉は「オクトマム(octumom)」かもしれません。これは、カルフォルニア州で去る1月に八つ子を出産した女性、ナディア・スールマンさんのことを指しています。「八つ子」を意味する「octupulets」とお母さんの「mom」をかけ合わせた造語ですが、語呂も良いのでメディアがこぞって使用しているのです。

そんな話題沸騰のスールマンさん。八つ子以前にも子ども6人を出産しているため、合計14人の母親となったワケですが、未婚で職にも就いていないことがわかり、批判が殺到しています。

「6人もいて、なぜ体外受精を?」
「8つの受精卵を一度に子宮に戻すなんて、母体にも胎児にも悪影響が考えられたのでは」
「子育ての費用は誰がまかなっているのか?」

こうした意見が多いようです。しかもスールマンさんは上6人の子供のうち、3人が障害を抱えていることも明らかにしており、そういった状況から、彼女には14人もの子どもを育てる余裕はほとんどないといっても過言ではなさそうです。

では、どのように生活費を捻出しているのでしょうか。月5万円ほどですが、彼女は食べ物を買うための補助金を受け取っており、さらに非営利団体の「Angels in Waiting」という看護の専門機関から、24時間体制のシフトでサポートをオファーされていたことも判明しました。しかしスールマンさんは、このフル援助を断り、個人で雇ったナニーに対するトレーニングだけを受け取ることになったとか。にも関わらず、彼女は「Angels in Waiting」から派遣された看護婦をクビにしてしまったのです。

理由は、彼女のことを「14歳の幼い子供たちを健康に養育するための環境を与えていない、ネグレクト(育児放棄)」だとして、同団体が彼女の住むオレンジ郡児童福祉局に連絡したから、というもの。スールマンさんは看護婦らが自分の生活を細かく観察して、スパイのようにしていた、と感じたようです。

でもスールマンさん、ただでさえ大変な子育て、サポートを自らカットして大丈夫なのでしょうか……。

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