男子ゴルフツアーで珍事、スウェーデンの選手が下着1枚でショット。

2009/03/15 10:25 Written by Narinari.com編集部

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米国で3月12日から行われている男子ゴルフツアーCA選手権。日本からは片山晋呉選手や昨年の全米プロゴルフ協会(PGA)ツアーで初優勝を果たした今田竜二選手も出場しているが、注目を浴びているのは左膝の手術から復帰2戦目となるタイガー・ウッズ選手(米国)だ。ところが大会初日、ウッズ選手に集まる視線を一時的に奪った選手が現れた。

その人物は、スウェーデン出身のヘンリク・ステンソン選手。昨年の全英オープンで3位に入るなど、欧米で通算9勝を挙げている。2007年のアクセンチュア・マッチプレー選手権に続く米ツアー2勝目を目指して今大会に参加しているステンソン選手だが、初日3ホール目(12番ホール)のティーショットがあえなく池近くの泥地へ落ちてしまった。すると、同選手はおもむろに服を脱いで下着1枚、左手にゴルフ手袋だけという格好になったのだ。

ステンソン選手は英紙デイリー・テレグラフに対し、この行動を「私は雨具を持っていなかったし、服に泥を付けて残り6ホールをプレーしたくなかったからね。こうするしかなかったんだ」と釈明。ズボンの裾を上げてのショットはよくある光景だが、服をすべて脱ぐというのはプロでなくても珍しいこと。欧米のメディアでは相次いでこの珍事を報じ、PGAツアーの公式サイトにも「下着ショット」の写真数点が掲載されている。

本人は「賛否を受け止める」としているものの、1つでもスコアを伸ばして良い成績を残すために起こした行動を「間違いではなかった」と断言。しかし、米メディアからは早くも「カルバン・クライン」との愛称をつけられているようだ。ちなみに、ステンソン選手が着けていたのは「カルバン・クライン」の下着ではなく、同郷の元テニス選手によるブランド「ビョルン・ボルグ」のものだった。

また、観戦していたステンソン選手の妻エマさんは、米紙ニューヨーク・タイムズに夫の行動を「驚かなかった」としながらも、「二度とこうしたことをしないように」と釘を刺したことを明かした。ステンソン選手は同日の18番ホールにも池へ落とす場面があったが、妻の“忠告”が効いたのか、このときは服を脱がずにショットしている。

恥と妻の静かな怒りを買った珍行動が功を奏し、ウッズ選手が1アンダーの40位タイ、片山選手が2アンダーの27位タイと振るわない中で、ステンソン選手の初日は3アンダー17位タイと健闘。しかし、2日目は1つスコアを落とし、44位タイで終えている。日本のメディアでは日本人選手やウッズ選手、現在単独首位のフィル・ミケルソン選手(米国)らの報道が中心となっているが、ステンソン選手の活躍にも注目したい。

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