WBCでダルビッシュが2戦連続登板? 中国戦は50球未満で交代か。

2009/03/05 12:35 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


3月5日にいよいよ開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。日本は中国との対戦で幕を開けるが、初戦の先発はダルビッシュ有投手(日本ハム)が務め、イチロー外野手(マリナーズ)が打順1番で入ることなど、開幕に向けて少しずつ情報が明らかになっている。日本が初戦に勝てば、次は台湾−韓国の勝者と激突する予定だ。

この大会は変則トーナメント制で、一度負けても敗者復活方式で必ず2戦目を戦える。2敗したチームは敗退、2勝したチームが米国での第2ラウンド進出となる。日本にとって初戦もさることながら、2戦目での勝敗が次ラウンド進出への大きなカギ。先発予定は1戦目がダルビッシュ投手、2戦目の先発は松坂大輔投手(レッドソックス)と見られている。

WBCでは投球数に制限があり、第1ラウンドで投手1人が投げられるのは70球まで、50球以上投げた場合は4日以上空けないと登板できないのはご存じのとおり。日本の場合、初戦で50球以上投げてしまうと、第1ラウンドの決勝戦が中3日のため、次は第2ラウンドでしか投げられなくなる。そのため、10人以上の投手を代表に揃え、細かい継投をせざるを得ないのだ。

日本のエース級は当然、1戦と2戦で先発する2人。さらに、それぞれの球団でエースを務める投手が揃って登板を待ち構えるが、北京五輪で金メダルを獲得した韓国代表とはかなり高い確率で対戦することになる。可能性が最も高いのは、お互い初戦を勝って迎える2戦目だ。

これに勝てば米国行きが決まるだけに、両国ともに総力を尽くすことが予想される。打力もさることながら、投手力では優位に立っておきたいところだ。投球数制限のルール上、1投手に50球以上投げさせるともう出番はないのだが、50球未満の場合中1日での登板が許されている。つまり、初戦でダルビッシュ投手の球数を50球未満で交代させれば、2戦目の登板も可能になるのだ。

まだ22歳と若いダルビッシュ投手ならば、2戦目で大事な局面での緊急登板もあり得る話。もちろん、控え投手も皆エース級を揃えているが、プロ5年目にして著しい成績を残しているダルビッシュ投手を、2戦目の登板を見越して1戦目の先発に起用するのは、原辰徳監督の大きな期待を背負っている証しなのかもしれない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.