重さ317グラムの韓国製ミニノートPC「mBook」、3月末に日本上陸へ。

2009/03/02 18:21 Written by Narinari.com編集部

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昨年11月頃から開発が噂され、今年1月に米国・ラスベガスで開催された家電製品の展示会「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー) 2009」に出品された重さ317グラムの韓国UMID社製のミニノートPC「mBook」。ちょうど日本ではソニーが小型ノートPC「VAIO type P」を発表し、メディアの関心を一手に引き寄せたのと同タイミングだったこともあり、1月の時点ではあまり表だって話題に上らなかったが、一部では注目されていた製品だ。

「mBook」は電子辞書並みの横158ミリ×縦94.1ミリ×高さ18.6ミリ(数値は公式サイトのスペックシートより)の超小型ボディに、Windows XPを搭載した歴としたノートPC。スペックはCPUがIntel Atom 1.1GHz/1.3GHz、4.8インチ(1024×600)液晶、8GB〜32GBのストレージ、130万画素のCMOSカメラ、MicroSDスロット、USBポートなどを搭載し、Bluetooth、無線LAN、HSDPA、WiMAXに対応と、通信回りも一通り揃えている。また、バッテリ駆動時間も約7時間程度と、それなりの駆動時間を確保している模様だ。

韓国の公式サイトでは注文を受け付けており、価格は699,000ウォン(約43,400円)からと、ネットブックと比較して考えても手を出しやすい価格帯に収まっている。液晶やキーボードのサイズ的に多くを望むのは酷ではあるが、簡単なメールやブログの更新、ウェブ閲覧、アイデアのメモ、オフィスドキュメントの編集・閲覧など、“ポケットサイズ”を活かして、さまざまなシーンで活躍できそうだ。

なお、この「mBook」、当初から日本市場への投入を視野に入れていると伝えられていたが、3月1日付けの産経新聞によると、3月末にはグループ会社でオンラインゲームのNeoLAB社から48,000円から70,000円程度(スペックによって異なる)で発売される予定だという。

小さなサイズにこだわった「VAIO type P」や、ウィルコムが昨年発売した「WILLCOM D4」はWindows Vistaを搭載したことでモッサリ感が強く、使い勝手の面でユーザーから不満の声が聞こえて来ただけに、さらに小さく、軽快に動くWindows XPを搭載した「mBook」への期待は高い。この春、パソコン市場の台風の目となる可能性を秘めた製品と言えそうだ。

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