2004年12月から2008年5月までの約3年半に渡り、「インリン様」「ニューリン様」などのキャラクターでプロレス「ハッスル」を盛り上げたインリン。プロレスラーとしてのトレーニングを積まずにリングに上がることには批判的な声も少なくなかったが、この期間は間違いなく「ハッスル」の中心を担い、ストーリー上欠かすことのできないお色気キャラとして活躍していた。昨年5月に「ハッスル」から引退、同9月に「ハッスル」元社員の男性と結婚し、現在は落ち着いたペースながらタレント活動に復帰している。

そんなインリンと「ハッスル」の間で、ギャラを巡るトラブルが発生していたようだ。インリンの公式ブログ「愛のエロテロリズム」では、トラブルの経緯などが語られている。

インリンは「私自身、ハッスルの『インリン様』を演じることにベストを尽くし、ファンの皆様や共演者、スタッフの方々に支えられ、素晴らしい経験をすることが出来ました」と、「ハッスル」での経験は意味のあるものだったことを認めた上で、「ハッスルエンターテインメント株式会社には、私の出演料などについて多額の未払いがあり、私はそれを支払ってくれるようにと何ヶ月にも渡り交渉してきました」と、ギャラの未払いがあり、交渉を続けてきたことを告白。

ところが「期限の約束が何度も破られ、未だに出演料などの支払が完了されていません」と、現時点で未払いが解消されておらず、これまでの交渉経過が「私たちの常識と理解の限界を越えた」ことから、ハッスルエンターテインメント株式会社に対する民事訴訟に踏み切ったという。

かつて「ハッスル」を盛り上げたインリンが、「ハッスル」を訴えなければならないという悲しい事態。今後、「ハッスル」側の対応を含め、どのように事態が推移していくのか注目だ。