浜崎あゆみが日本初のUSBメモリアルバム、相場より高い価格に批判も。

2009/02/13 18:36 Written by Narinari.com編集部

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3月25日に発売される浜崎あゆみのオリジナルアルバム「NEXT LEVEL」の一形態として、USBメモリ版が発売されることが明らかになった。音楽、映像、デジタルブックレットなど、すべてをUSBの中に収めるという形態は、これまでインディーズのアーティストが採用していたことはあるが、メジャーのアーティストがこのスタイルを採用するのは「日本では初めて」(エイベックスより)。実用できるUSBメモリが媒体として使用されている分、価格は6,800円と、CDに比べると少し高めの設定だ。

USBメモリ版の「NEXT LEVEL」は2GBの容量のうち800MBを“消去不能なエリア”に設定し、そこにアルバム収録曲の13曲のMP3データ、ビデオクリップ6タイトルのMPEG4データ、歌詞データを含むデジタルブックレットを収録したもの。外観は一般的なUSBメモリのようなプラスチックではなく、浜崎あゆみの10周年記念ロゴをかたどった質感のある金属が用いられている。

金属製の凝った形状の筐体はプレミアムグッズとしてもファンに喜ばれそうだが、ネットでは6,800円という価格設定に批判の声も出ているようだ。2GBのUSBメモリは、ソニーやBUFFALOなどのメーカーブランド製品でも市場価格は1,000〜1,500円前後で、ノーブランドだと数百円の製品も少なくない。USBメモリ版の「NEXT LEVEL」に収録される内容は3,990円で販売されるCD+DVD版とほぼ同一のため、USBメモリの実費分を加算しても6,800円は高すぎるのではないか、というのが批判の内容だ。

ただ、批判を加速させているのは、いち早くこの話題を伝えたスポーツニッポンが「USBメモリは通常4,000〜5,000円前後で流通しており、“お買い得”な価格設定となった」と、あまり市場動向に促していない伝え方をしていたことも関係しており、浜崎あゆみとエイベックスは、ややとばっちりを受けている感もある。

CDに比べると高い価格設定のため、どこまでファンに受け入れられるかはまだ未知数だが、パソコンのソフトなどもUSBメモリで販売するケースが出てきており、今後もさまざまな分野でUSBメモリが媒体として採用されるシーンが増えていきそうだ。

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