チェルシー後任監督はヒディンク氏か、マンチーニ氏らの名前も浮上。

2009/02/10 23:56 Written by コジマ

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就任から1年を経ずして、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の解任を発表したサッカー、イングランド・プレミアリーグのチェルシー。今季リーグ戦はマンチェスター・ユナイテッド、リバプール、アーセナルとの直接対決ですべて勝利できず、2月9日現在の順位は首位との勝点差7の4位、優勝に黄色信号が灯っている。

スコラーリ監督の解任について、クラブ側は公式サイトで「残念なことに、結果とパフォーマンスがシーズンの重要なこの時期に悪化している」「トロフィーを獲得する挑戦を維持するため、われわれは変化をもたらすならば今しかないと感じた」と説明した。

スコラーリ監督は、97年にJ1磐田の監督を務め、02年ワールドカップ(W杯)日韓大会でブラジル代表を優勝に導いた名将。そのため日本からは早くも次期日本代表監督就任を求める声が上がっているが、現地で注目されるのが後任人事だ。チェルシーの指揮は当面、アシスタントコーチのレイ・ウィルキンス氏が執るようで、次期監督は交渉中としていた。

こうした中で、英国の各メディアが次期監督を予想しており、タイムズ紙はチェルシーがロシア代表監督のフース・ヒディンク氏と交渉中であると報道。また、他紙からは前インテル監督のロベルト・マンチーニ氏や、前バルセロナ監督のフランク・ライカールト氏らの名前も挙がっている。

タイムズ紙はヒディンク氏を「チェルシーのオーナー、ロマン・アブラモビッチ氏の親友」と紹介しており、同紙に対してヒディンク氏は「他のクラブならば真っ先に『ノー』と答えるだろうが、チェルシーの場合は事情が違う。オーナーと良い関係を築いているので、できることならば彼らを助けたい」とコメントした。

しかし、同氏は「ロシア代表を2010年W杯南アフリカ大会へ導くことに集中している。ロシア代表監督を辞めるつもりはない。それは問題外だ」とも語っている。ちなみに、チェルシーは2月10日、ロシア・サッカー連盟からヒディンク氏との交渉の許可を得たようで、正式に就任要請したことを公式サイトで発表した。

一方、デイリー・テレグラフ紙は、ヒディンク氏のほか、マンチーニ氏やライカールト氏、さらには同一リーグのウェストハムで監督を務めるジャンフランコ・ゾラ氏、マンチェスター・シティ監督のマーク・ヒューズ氏を候補に挙げた。しかし、いずれも根拠がなく、可能性を訴えるだけにとどまっている。

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