アルシャビン移籍めぐって英紙が疑問「期限過ぎていたのでは?」。

2009/02/04 23:57 Written by コジマ

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2月2日に冬の移籍手続き期限を迎えたイングランドサッカー界。同日には、たった半年で古巣へ復帰したロビー・キーン選手(リバプール→トッテナム)やリカルド・カレスマ選手(インテル→レンタルでチェルシー)、ジョー選手(マンチェスター・シティ→レンタルでエバートン)など、大物選手の移籍が相次いで発表された。

こうした中で、移籍期限を過ぎてもなかなか発表されなかったのが、ゼニトからアーセナルへ移籍したアンドレイ・アルシャビン選手だ。アーセナルが獲得を公式発表したのが2月3日の夜。ここまで発表が遅れたケースも珍しいだろう。そのため、英紙ガーディアンが2月4日付の紙面で、書類の一部が期限(2月2日午後5時)を過ぎて提出されたのではないかとの疑問を呈している。

ロシア代表のエースを務めるアルシャビン選手は、昨年の欧州選手権(ユーロ2008)で一躍注目を浴び、ビッグクラブからのオファーが殺到。ファンを公言するバルセロナなどへの移籍が噂されたが、ゼニトが要求する多額の移籍金によりトップリーグデビューはお預けとなった。

今回はアルシャビン選手もアーセナルでのプレーを熱望していたが、本人とゼニト、アーセナルの駆け引きにより手続きが難航し、英国内では多くの誤報も飛び交った。この手続きについて、ガーディアン紙は「ゼニトが期限内に書類を提出せず、アーセナルの種類にも不備がいくつかあったのではないかとの憶測がある」と報道。「移籍は完了したが、論争は続いている」としている。

とはいえ、ロンドンは記録的な大雪に見舞われており、移籍手続きが殺到したこともあってイングランドサッカー協会(FA)の機能が麻痺。そのため、FAは期限前に「大雪のため交渉が遅れた場合、事前に申し出があれば期限延長を許可する」と通達していた。そのため、FAは同紙に対して「(アルシャビンを含む)すべての移籍手続きが適切に行われたことを認める」とコメントしている。

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