近年は若い女子ゴルフ選手の活躍が注目を浴びているが、その嚆矢となったのが宮里藍選手。2003年に史上初の高校生プロゴルファーとなり、翌年には年間獲得賞金額が1億円を突破、ライバルの横峯さくら選手とともにゴルフ人気の上昇に貢献した。

しかし、06年から主戦場としている米国ツアーでは初年度こそ世界ランキング6位に入る活躍をみせたが、近年は予選落ちを繰り返すなど不振にあえいでいる。今年1月26日に発表された最新の世界ランキングでは、不動裕理選手が11位、上田桃子選手が14位、横峯選手が27位につけている中で、宮里選手は35位。米ツアー挑戦4年目の今年は、ぜひとも日本のゴルフファンに吉報を届けて欲しいところだ。

そんな宮里選手が公式ブログ（//www.ai-miyazato54.com/blog/）の1月27日のエントリーで質問を募集したところ、1日も経たずに約100件のコメントが殺到した。これに対して宮里選手は1つ1つ丁寧に回答。翌日のエントリーでは「いやーすごい楽しいですね☆」とコメントしている。

1月26日に合宿を終了した宮里選手は「今まで質問になかなか答えられないでいて、せっかくの交流の場なのにうまく皆さんとコンタクトが取れてないんじゃないか」として、シーズンが始まる前の時間が取れるこの時期にファンからの質問を募集した。

すると瞬く間に多数の質問が寄せられ、宮里選手は移動中によく聴く音楽がAIの楽曲と洋楽であること、そのAIと電話やメールで交流していること、現時点での人生の点数が46点であることなど1つ1つに回答。また、「ただし、答えられる範囲で答えていきますのでそこはご了承くださいませ」としていたが、結婚についての質問にも「理想は30くらいで出来たら…と思っています。ただ相手がいればの話ですが。笑」などしっかりと答えている。

質問は100件を超えた時点で締め切られたものの、宮里選手は現在も回答を続けており、翌日のエントリーでは「時差もあるし、練習もあるしで一気にはお返事出来ないですが、ゆっくりしっかりお答えします！！」とすべての質問に答えることを約束した。宮里選手の人柄が分かる対応だ。コメント欄にも「直接ファンの皆さんの質問に答える藍さんのコメントを拝読して、改めて誠実さ、真面目さに心打たれました」などの声が寄せられている。

今回の交流について、宮里選手は「いやーすごい楽しいですね☆ ちゃんと皆さんの声が届いて、しっかりそれに返せてる気がしました」と満足している様子。「シーズンはいると厳しいですが、また時間を見つけて2回目も出来たらいいなぁと思います！」としているので、ツアーの合間に第2回が行われるかもしれない。