映画「CASSHERN」から5年、紀里谷和明監督の最新作「GOEMON」が完成。

2009/01/23 03:44 Written by モノメトロ編集部

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作品の評価は賛否両論だったものの、CGを駆使した独特な映像のタッチが話題を呼んだ映画「CASSHERN」から5年。紀里谷和明監督の2作目となる「GOEMON」がついに完成し、完成報告会見が東京・代々木の国立代々木競技場第二体育館で行われた。そのタイトルが示す通り、「GOEMON」は石川五右衛門を題材にした戦国時代が舞台のアクションムービーだが、通常の時代劇とは大きく異なる“紀里谷テイスト”満載の作品に仕上がっている。

会場に登壇したのは、紀里谷和明監督と10人の出演者たち。主演の江口洋介をはじめ、大沢たかお、広末涼子、ゴリ(ガレッジセール)、要潤、中村橋ノ助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二と、蒼々たる面々だ。

作品の感想について主役の石川五右衛門を演じた江口洋介は「全てグリーンバックという状況の中での撮影だったので、どんなふうに映るのかとても不安だったのですが、今日(完成した作品を観て)すごいエネルギーが映し出されていると思いました」とコメント。

ミニスカートにシフォンのロングワンピースを重ねた艶やかな衣装で登場したヒロイン茶々役の広末涼子は「ヒロイズムの喪失を感じられずにはいられないこの時代に、五右衛門のようなヒーローがいるこの作品はすごく感動です!」と映画の完成に満足するとともに、太鼓判を押している。

また、猿飛佐助役を演じたゴリは「出演の話がきた時、“本当に自分でいいの?”って思いました。今日できあがった作品を観て『世界でもイケるな』と思いました。日本でもこんなすごい映画が作れるんだ!YES WE CAN!」と、米国のオバマ新大統領のセリフを決め、服部半蔵役の寺島進も「監督の撮影現場での合言葉は“CHANGE”でした」など、時事ネタで会場を沸かせた。

なお、紀里谷監督からは「世界配給が決まりました」との報告も。「CASSHERN」は世界102か国で公開されたこともあり、最新作の「GOEMON」と紀里谷監督に注がれる海外からの視線は熱い。紀里谷監督は「作品の認知度は低いかもしれませんが、観てもらえれば絶対に唸ってもらえる」と言い切るほど、かなりの自信作のようだが、公開後に国内外でどのように評価を受けるのか、注目しておきたいところだ。


☆映画「GOEMON」ストーリー
天下統一を目指した織田信長は、夢を目前にして暗殺される。
彼に代わって権力を握ったのは、信長の右腕だった豊臣秀吉。

つかのま訪れた平和の中、金持ちから盗み、貧しい人たちに分け与える
義賊として、石川五右衛門(江口洋介)の人気は高まるばかり。

ある夜五右衛門は、金銀小判の財宝とともに謎めいた藍色の箱を盗み出す。
その箱の中には、ある秘密が隠されていた。

立ち上がる五右衛門。彼がとった驚くべき行動とは?!

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