ビミョーな女心にも配慮? 英国で男性用エンゲージ・リングが登場。

2009/01/21 11:40 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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「日本は3か月分、米国では2か月分、英国では1か月分」。男性が婚約指輪に費やす金額をお給料で計ったときの目安なのですが、3つの国でコレだけ違うのは、なんだか面白いものです。ちなみに、あるダイヤモンド販売の会社が各国で流した広告の影響で、このような差が付いたとの説もあります。

さて、婚約指輪といえば男性が女性に贈るもの、と相場が決まっていますが、実はスカンジナビア半島の一地区や、スペインのバスク地方などでは、男性が婚約指輪をはめる習慣もあるのだそうです。そして英デイリー・メール紙によると、英国ではこのたび、大手宝石チェーンが男性用エンゲージ・リングをデザイン。全国的に売り出すことを発表しました。

チタン製で、小さなダイヤモンドをあしらったこの指輪は、お値段80ポンド(日本円にして約1万800円)と、女性に贈られる婚約指輪と比べてかなりお手頃。しかし同チェーンではニーズはかなりあると予想しているそうです。なんでも独自のアンケート調査を行ったところ、現代社会では女性から男性にプロポーズする機会が増えているため、その時にはこの婚約指輪を使って欲しいとのこと。

さらに、女性は婚約したらエンゲージ・リングのおかげで、すぐに周囲も

「あ、もうすぐ結婚するんだな」

と気がつきますが、男性は結婚指輪をするまでパッと見は判りません。それを不公平だと考える女性もいるそうで、男性にもこの指輪をはめてもらい、

「もう、誰かのもの」

であることを意思表示して欲しいという、微妙な女心にも配慮したものなのだそうです。果たしてこのメンズ婚約指輪、定着する日はくるのでしょうか?

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