生存率を高めるには? 統計から見た「生き残るため」のアドバイス。

2009/01/16 21:48 Written by Narinari.com編集部

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「一年で最も命の危険にさらされる日は?」「病院は何曜日に入退院すると生存率が高い?」「名前と長生きには関係がある?」。そんな有りそうで無さそうな“関連性”についての疑問を、元TVプロデューサーで、現在は「TheSurvivorsClub.org」というサイトを運営しているベン・シャーウッズ氏が真面目に答えています。このサイトは、健康や金融関係の問題、はたまた家族問題などの人々が直面するトラブルに対して、「生き残るためのアドバイス」を集めて読者に提供するというコンセプト。そんな彼のサバイバルTIPSにはどのようなモノがあるのか、少し覗いてみることにしましょう。

(※これらはすべてベン・シャーウッズ氏の指摘によります。そして、あくまでも米国でのお話です)

例えば飛行機事故。生き残る可能性が最も低い事故のように思われがちな飛行機事故ですが、実はその生存率は76.6%と、かなりの高率となっています(1983年〜2000年までの飛行機事故の調査結果)。そして飛行機の中で最も安全な場所は「出口付近」の5列にある席で、これは機体の前部、後部に関係なく生存率が高いそうです。

病院に入院するなら、週末より週の中日の方がベター。これは週末は医療スタッフが少ないこともあり、比較すると週の中日よりも生存率が低くなる可能性があるため。ちなみに金曜日に退院するのは、病状悪化の可能性がほかの日に退院するより高くなってしまうので危険……との傾向もあるようです。

名字の頭文字がアルファベットの前の方にある人は、後にある人に比べて、学校や病院、そして医療を含んだサービス機関で関係者から注意を引いてもらえる確率が断然高くなるとの指摘も。医者から説明を長くしてもらえたり、看護師のケアをたくさん受けられる可能性が高く、その結果、患者の回復にも影響が出てくるというわけです。人よりも長く生きたいなら、アダムスとかオースティンとか、Aから始まる名字が一番なのかもしれません。WXYZあたりになると、それだけで運を減らしてしまうことになるのかも。

また、心臓発作に襲われた時、最も生存率の高い場所は、米国の場合はラスベガスのカジノ施設なのだそうです。心臓発作の生存率は、発作が起こってから治療を受けるまでの時間が大きく影響してきます。カジノ施設では常にセキュリティーカメラが詐欺師を探してお客さんの監視を続けているため、誰かがフロアで倒れた場合、すぐに見付けてもらえる可能性が高い。これが早期救命に繋がるという指摘です。

誕生日も実は生存リスクに関わってくる大切な日。統計的に見ると、女性は誕生日の直後1週間以内に亡くなってしまう確率が高く、男性は逆に誕生日までの1週間が危ないのだとか。ただし、その理由は定かではありません。

最後に、米国の歩行者が最も交通事故に遭う可能性の高い日は、1月1日、10月31日、12月23日。あくまでも統計上の話ですが、これは少しだけ頭の片隅に置いておいても良いかもしれません。

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