第66回ゴールデングローブ賞まとめ、「スラムドッグ$ミリオネア」が4冠。

2009/01/14 08:44 Written by モノメトロ編集部

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アカデミー賞前哨戦で最も注目度の高いゴールデングローブ賞。その66回目となる授賞式が現地時間の11日に開催され、インドを舞台にしたダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」がドラマ部門の作品賞をはじめ4つの賞に輝いた。また、「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」と「愛をよむひと」に出演しているケイト・ウィンスレットは、個人で主演女優賞(ドラマ部門)と助演女優賞の2冠を獲得している。

「スラムドッグ$ミリオネア」は作品賞(ドラマ部門)、監督賞(ダニー・ボイル)、脚本賞、作曲賞の4冠を達成。作品賞はナショナル・ボード・オブ・レビュー、監督賞はロサンゼルス映画批評家協会賞に続く栄冠で、「オスカーレース」で他の作品より一歩前に出る形となった。

一方、ケイト・ウィンスレットは、レオナルド・ディカプリオとの11年ぶりの共演が話題となった「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」で主演女優賞(ドラマ部門)、「愛をよむひと」で助演女優賞の2賞を獲得。ナショナル・ボード・オブ・レビュー、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞で助演女優賞を総ナメにしてきたペネロペ・クルス(「それでも恋するバルセロナ」)の連続受賞はストップした。

このほか、ドラマ部門の主演男優賞はミッキー・ローク(「The Wrestler」)、ミュージカル/コメディ部門の作品賞は「それでも恋するバルセロナ」、主演男優賞はコリン・ファレル(「In Bruges」)、主演女優賞はサリー・ホーキンス(「Happy-Go-Lucky」)となっており、助演男優賞はヒース・レジャー(「ダークナイト」)、アニメ賞は「WALL・E/ウォーリー」が獲得した。

最多ノミネートで注目された「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」「フロスト×ニクソン」「ダウト −あるカトリック学校で−」の3作品は、いずれの賞も逃している。


☆第66回ゴールデングローブ賞おもな結果

◆作品賞(ドラマ部門)
「スラムドッグ$ミリオネア」*
◆作品賞(ミュージカル/コメディ部門)
「それでも恋するバルセロナ」
◆監督賞
ダニー・ボイル 「スラムドッグ$ミリオネア」#
◆脚本賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆主演男優賞(ドラマ部門)
ミッキー・ローク 「The Wrestler」
◆主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)
コリン・ファレル 「In Bruges」
◆主演女優賞(ドラマ部門)
ケイト・ウィンスレット 「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」
◆主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)
サリー・ホーキンス 「Happy-Go-Lucky」#†
◆助演男優賞
ヒース・レジャー 「ダークナイト」#
◆助演女優賞
ケイト・ウィンスレット 「愛をよむひと」
◆アニメ賞
「WALL・E/ウォーリー」*†
◆外国語映画賞
「バシールとワルツを」(イスラエル)
◆作曲賞
「スラムドッグ$ミリオネア」
◆主題歌賞
「The Wrestler」(ブルース・スプリングスティーン)
◆セシル・B・デミル賞
スティーブン・スピルバーグ
※ *はナショナル・ボード・オブ・レビュー、#はロサンゼルス映画批評家協会賞、†はニューヨーク映画批評家協会賞で同部門受賞。「WALL・E/ウォーリー」はロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞を受賞

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