「紅白」で戦争勃発? 和田アキ子が初出場者に「絞めてやりたい」。

2008/12/29 14:27 Written by コジマ

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今年で59回目を迎える大晦日の風物詩、NHK「紅白歌合戦」で7年ぶりに紅組のトリを務めることとなった和田アキ子。7回目は現役女性歌手として最多、歴代でも故美空ひばりさんの13回に次ぐ記録で、曲は7年前にトリを務めたときと同じ石井竜也の作詞・作曲による「夢」が披露される予定だ。デビュー40周年の最後を飾るのにふさわしい舞台だろう。

そんな和田アキ子が自身の番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)で、「紅白」出場者に「絞めてやりたい」などと批判したことが話題になっている。番組ではどの出場者かは言及しなかったものの、このことを報じている「週刊新潮」によると、和田アキ子の怒りはPerfumeとGIRL NEXT DOORに向けられたものだという。

「アッコにおまかせ!」で和田アキ子の表情が変化したのは、「紅白」に出場する全53組をおさらいする中で「初出場組」と「出場辞退組」を紹介したときのこと。辞退者の1人である竹内まりやについて安東弘樹アナウンサーが解説すると、出場歌手が記されたボードを指して「勘弁してくれってのがいる」とし、首を絞めるジェスチャーをしながら「私ホント、許されるなら絞めてやりたい。歌を何だと思っているんだと」と言い放つなど、怒り心頭の様子だった。

和田アキ子の怒りはコーナー終了間際になってもおさまらず、今年選抜されなかった1組についてNHKから「歌を聴かせたいというコンセプトにそぐわない」との落選理由を聞かされたことを紹介したうえで、再び出場歌手が列記されたボードの前へ。「あのさぁ、私、この中にさ……、ふざけんな」「ああ、そうですか。そういうコンセプトなんですか」と不満をあらわにしていた。ちなみに、今年選抜されなかった1組とは、モーニング娘。のことを指しているようだ。

結局、最後まで不満の対象には言及しなかったものの、怒りの矛先について芸能記者はPerfumeとGIRL NEXT DOORだと断定している。この記者は「初出場の前者を紹介するV(ビデオ)が流れていた時、ワイプ(小画面)の中でアッコさんは渋い顔をしていたし、後者がデビュー2カ月半での初出場と聞いた場面では“私がデビューした時は、どんなにヒットがあってもその年は紅白に出られなかった”と不満そうでしたから」(同誌より)と分析している。

一方、芸能ジャーナリストの平林雄一氏によると、「Perfumeの売りは歌よりもダンスパフォーマンスなので、歌唱力に疑問符がつくのは確か。GIRL NEXT DOORは実績度外視の、エイベックス枠での出場ですから、それが面白くないのかも」(同誌より)とのこと。Perfumeには「口パク」疑惑も浮上していることから、NHKの言う「歌を聴かせたいというコンセプト」にそぐわないのは確か。また、実績のないGIRL NEXT DOORの出場については視聴者からも疑問の声が上がっている。

和田アキ子はこれまでも「紅白」を巡って歯に衣着せぬ物言いをしており、2004年にはNHKの選考基準に不満を爆発させたほか、昨年は小林幸子の衣装などへの批判的発言をはじめ、「津軽海峡・冬景色」で石川さゆりが務めたトリについて「私だと思っていた。テーマがきずなと聞いていたから。曲のスケールを考えても『あの鐘を鳴らすのはあなた』は私にとっての宝だし」とクレームをつけている。

前回も初出場者を見て「知らんヤツばっかやわ」との感想をもらした和田アキ子。このときは自身の曲を手がけたすぎもとまさとが含まれていたことを知り、後日に謝罪している。今回はこうした“隠れた大物”がいないため、安心して叩いたのかもしれない。

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