2008年「M-1グランプリ」から一夜、ブログに綴られた「敗者の弁」。

2008/12/22 14:33 Written by Narinari.com編集部

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12月21日に行われた若手漫才の頂点の日本一を決める「M-1グランプリ」。今年はストリート漫才出身のNON STYLE(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)が優勝、見事に賞金1,000万円を手にした。審査員の面々からも「フリートークがダメ」と口々にダメ出しされていたNON STYLEだが、過去の優勝者がそうであったように、来年はバラエティ番組に引っ張りだことなるのは必至。不得意な状況に押し潰されず、さらなるステップアップを目指すためにも、フリートークの腕を上げられるかどうかが今後の課題となりそうだ。

さて、「最高の一日」となったNON STYLEとは対照的に、優勝を逃してしまったコンビの心中はいかなるものか。ブログに心情を綴っている人たちもいるので、どのような「敗者の弁」が語られているのか、見ていくことにしよう。

今回決勝に進出した8組(+敗者復活1組)の中で、事前に熱すぎるほどの「M-1」への思いをブログに綴っていたのはキングコング(よしもとクリエイティブ・エージェンシー 東京)の西野亮廣。決勝敗退を受けて更新された12月22日付けのエントリー「完敗」では、「ボクはみっともない。結局、時代の流れを予想する事ができていなかったし、そんなのも関係なく凌駕してしまう力を備えていなかった。そのクセ、他人の期待を背負ってしまったもんだからどうしようもない。今日のM-1グランプリは本当に勉強になった」と胸中を告白している。

そして、「もちろん、もちろんだけど、来年やり返すからね」と、早くもリベンジを宣言。昨年の敗退時には「特別調子が悪かったわけでもなく、おそらく自分達の持っているものは全て出しきりましたが負けました。その程度のコンビだということです」「悪いのは僕が書いたネタがウンコだったということです。キングコングが負けた原因は僕です」と自虐的な強い言葉が並んでいたが、今年は比較的落ち着いた文体で「M-1」を振り返っている。

最終決戦まで残りながら、最後の審査員投票で一票も獲得することができなかったナイツ(マセキ芸能社)の土屋伸之は、「改めて自分の未熟さをしっかりと痛感する事ができました」と反省。そして「これからの一年、恐らく最大に険しく最高にやり甲斐のある幸福な漫才人生を経験できるのではと今から楽しみであります」と、来年に向けて決意をにじませている。

また、同じくナイツの塙宣之もエントリーを更新。「今日はさすがにボケる気力がないので真面目に書きます。本当に応援ありがとうございました。感謝感激です。残念でしたがけっこうさっぱりした気分です。来年勝ちます!」と、西野亮廣同様、来年の優勝を目指すと宣言している。

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