神奈川県川崎市の「藤子・F・不二雄ミュージアム」、2011年開業へ。

2008/12/20 22:42 Written by Narinari.com編集部

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「ドラえもん」「パーマン」「キテレツ大百科」などを世に遺し、1996年の他界後も絶大な支持を集めている藤子・F・不二雄。そんな藤子・F・不二雄の作品を展示・公開する施設「藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)」が、川崎市多摩区の向ヶ丘遊園跡地に、2011年秋にオープンすることが正式決定した。

「藤子・F・不二雄ミュージアム」は、藤子・F・不二雄の作品の原画や、それに関連した資料などを通して、将来に渡ってその業績を顕彰するとともに、「夢」「希望」などのメッセージを子どもから大人まで幅広い世代へ伝えていくための文化施設。藤子・F・不二雄は富山県高岡市の出身だが、1961年から没年までを川崎市多摩区で過ごしていたことから、夫人の正子さんが5万点にも及ぶ原画や資料の展示・活用を川崎市に依頼していた。

川崎市がまとめた同ミュージアムの基本構想によると、建設されるミュージアムの延床面積は2,800平方メートル(総敷地面積は5,000平方メートル)で、年間入場者数は50万人、館内の最高収容人数は1,000人を想定。藤子・F・不二雄の仕事部屋を再現した展示や、タイムマシンをイメージしたシアター、学校の教室をイメージした原画展示、来館者が自由に蔵書を読むことができる「まんがの世界体験ギャラリー」なども用意する。

建設地に決定した向ヶ丘遊園跡地は、2002年まで小田急電鉄が運営していた遊園地「向ヶ丘遊園」があった場所。閉園後も最寄りの「向ヶ丘遊園駅」は存続し、現在も1日6万人程度の乗降がある。

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