妊娠に気づかずジェットコースター、産気づいてようやく判明。

2008/12/19 20:51 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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米国ではよく耳にする話なのですが、いわゆる体系のふくよかな女性がおなかの不調を訴え、救急病院に行ったところ、実は妊娠していて陣痛がやってきていた……というケースがあります。

肥満大国の米国ならでは、といえばそれまでなんですが、自分の体の変化にまったく気づかないというのも、なんだか不思議。ちなみに米国では、おなかの大きな女性に対して、

「出産日はいつ?」

と質問するのは、ご法度。本当に細身の女性ならともかく、ふくよかな人の場合、お腹に入っているのは赤ちゃんではなくて、単なる脂肪である確率もとても高いのです。気をつけましょう。

さて、自分の妊娠の事実をまったく知らなかったという女性の例が、最近、英国からも報告されました。彼女は21歳のイッシー・マクモンドさん。ある日、下腹部に引っ張るような痛みを感じ、それがだんだん強くなるにつれ、酷い食中毒ではないか……と不安なったそう。そして急いで病院に駆けつけて診断してもらったところ、なんとお腹には出産間近、9か月を過ぎた赤ちゃんが入っていたというのです。

パブでバーテンダーの仕事をしているマクモンドさん。妊婦にありがちな足のむくみも、立ち仕事のせいだと思っていたとか。超音波で検査を行っていた看護婦から妊娠の事実を伝えられた時は、もうビックリして声も出なかったそうです。

しかも恐ろしいことに彼女は、その前日に遊園地へ出かけており、そこでジェットコースターにも乗っていました。スピードの出た乗り物で、急激に落下したりすると陣痛を誘発する恐れがあるため、この種のアトラクション乗り場には「妊婦はご遠慮ください」といった警告文が掲げられています。しかし自分が妊娠していることを微塵たりとも知らなかったマクモンドさんは、そんなサインが目に入るはずもなく……。

でも、ジェットコースターの衝撃が当然のように引き金となり、陣痛が始まってしまった彼女。数日後、病院で元気な赤ちゃんを出産しました。

急に母親になってしまった彼女は驚きを隠せない様子ですが、

「ちょっと早いクリスマスプレゼントよね」

と、赤ちゃんの顔を覗き込んで微笑んでいたそう。なにはともあれ、母子健康でなによりです。

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