「篤姫」にのめり込み過ぎた? 宮崎あおいが抱える「3つの不安」。

2008/12/18 22:18 Written by コジマ

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数字、内容ともにNHK大河ドラマ史上屈指の名作となった「篤姫」。初回から最終回まで一度も視聴率20%を割ることなく、平均視聴率は24.5%、第48回は29.2%を記録した。この数字は、民放を合わせ今年のドラマ最高視聴率となっただけでなく、「利家とまつ」(02年)の22.1%抜いて過去10年の大河ドラマでもトップとなっている。そのうえ、1話分の制作費は近年の大河ドラマで最も低く、経済的危機に立たされているテレビ局の至上命題である「低コストで高クオリティーな作品づくり」を実現したドラマと言えるだろう。

そんな「篤姫」で主演を務め絶賛を浴びた宮崎あおいに「3つの不安」があると、12月17日発売の「週刊新潮」が報じている。

同誌が懸念する「3つの不安」の1つめは、宮崎あおいが役にのめり込む女優であること。映画のスピンオフドラマ「少年メリケンサックを探せ!!」(テレビ東京)の会見では共演したユースケサンタマリアが「もちを焼くシーンで『いいにおいじゃ』って言っていた」と“篤姫癖”が抜けていないことを暴露していた。

また、本人も「夫の徳川家定に嘘をつくことになるから」としてセリフが言えず苦しくて泣いたことを告白し、朝日新聞のインタビューに対しては「篤姫がしゃべっているのか、私自身なのか分からなくなる」とも語っている。1年2カ月に及ぶ撮影ですっかり篤姫になってしまったようだ。そのため、某局の芸能デスクは次の役へのスムーズな移行を懸念しているが、同誌は「こちらは時間が解決するだろう」とそれほど不安視してはいない。

2つめの「不安」は、ギャラの高騰などによりこれから期待される民放連続ドラマへの出演が困難になること。大河の主演女優になったことで1時間約150万円だった民放の出演料が倍の300万円前後になることが見込まれており、格の面でも若手ながら二番手や三番手の役では使いづらい状態になるのではないかとしている。さらに日本テレビ関係者によると、本人は「フジの月9にしか出演しません」(同誌より)と各局の出演依頼を断っており、そのフジテレビも来年4月からの月9枠ドラマでSMAPの中居正広との共演を打診したが、「事前に台本をチェックできないなら難しい」(同誌より)とこちらも断ったという。

大河直後にフジテレビ系の紀行ドキュメンタリー「宮崎あおい、哀しき微笑〜素顔で旅したルワンダ〜」(来年3月1日放送)のためアフリカを訪れたが、女優としての本格的な“初仕事”は舞台「その夜明け、嘘。」(来年2月から)を選んでいる。

ただし、この点に関しても同誌は「なまじ連ドラに出て、視聴率が悪いと“篤姫、大コケ”と揶揄される」(同誌より)など芸能記者らのコメントや、推定出演料5000万円のCMを10本抱えていることなどを紹介し、それほどの「不安」ではないとした。

3つめの「不安」は夫・高岡蒼甫の存在。某局の芸能デスクは「一番の不安材料」としている。2006年にメディアで反日的発言をしたことからネットユーザーと対立し、自身のブログを炎上させた経験を持つ高岡蒼甫だが、広末涼子の元夫・岡沢高宏らを含め、今年に入ってから「タチの良くない」交友関係が明らかになっているという。そのため同誌は、これ以上の問題が発覚すれば宮崎あおいのCM降板、打ち切りにも発展しかねないとしている。

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