ペットの撮影会で猫が大暴れ、顔を攻撃されたサンタクロースが大けが。

2008/12/12 17:26 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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プロのカメラマンに写真を撮影してもらうのが好きな米国人。学校に通う子どもたちなら必ずと言って良いほど、毎年(多いところでは年に2回も)「スクール・ピクチャー」と呼ばれる個人のポートレート写真の撮影がありますし、スタジオで家族写真を撮影するのも日本以上に盛ん。小さい頃から、プロのカメラマンに写真を撮ってもらうチャンスが多いのですから、米国人が“白い歯を見せてニッコリする”のが得意なわけです。

そんな“写真を撮ってもらう”という行為が日常に溶け込んでいる米国では、クリスマス近くになると、ショッピング・モールなどに

「サンタさんと写真を撮ろう」

というコーナーが登場します。サンタクロースのお家に見立てたセットの中に、大きな椅子に腰かけたサンタさんが居て、

「今年のプレゼントは何がいいかね?」

などと聞きながら子どもたちを膝に乗せ、そこをパチリとカメラに収めるというモノです。サンタさんの男性は役になりきっているため、本気で信じる子どもも多いようです。もちろん、サンタさんの膝に乗ってお話をするには、写真を購入しなければならないという、商業的な側面もガッツリあるのですが……。でも、子どもの夢は広がりますよね。

ところで、このサンタさんとのポートレート撮影、なにも人間に限ったことではないのです。大手のペット用品専門店などでは、ペットとサンタさんのツーショットが撮れるという企画を提供しています。そうです、犬とか猫とか、時にはハムスターなどの小動物までもが、サンタさんの膝にお座りをしてポーズをとるのです。さすがにペットが

「今年は○○が欲しい」

などとおねだりすることはないでしょうが……。

しかし人間の子どもでも、サンタクロースの赤いコスチュームを怖がることがあるのですから、“ペットの中の常識”からかけ離れた格好の人間に抱き上げられて、パニックに陥る動物もいるかもしれません。実際、先日ニュー・ジャージー州のペット専門店「ペッツ・マート」で行われていた撮影会では、サンタさんのコスチュームに驚いた猫が、暴れてサンタさんの顔を引っかき傷だらけにしてしまったという“事件”が起きました。

この猫はかなりの大型で、暴れ出した時には誰にも止めることができなかったそう。もしかしたら、ニュー・ジャージー州でペットとして飼育することを禁止されている、「ボブキャット」かもしれないと、地元紙などは報じています。どちらにしてもサンタさんにとっては散々の結果になってしまいました。

ちなみに、サンタさんのケガの治療費は、「ペッツ・マート」側が持つことにしたそうです。

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