ドラマ「赤い糸」の初回視聴率は7.5%、「Room Of King」を下回る。

2008/12/08 17:09 Written by Narinari.com編集部

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12月6日からフジテレビ系で放送が始まったドラマ「赤い糸」の初回視聴率が7.5%であることが分かった。これは前週まで同枠(土曜23時枠)で放送されていた「Room Of King」の初回視聴率10.4%を下回るなど、やや厳しい船出となっている。

「赤い糸」は、「恋空」級の人気を誇るケータイ小説(著者:メイ)が原作。2006年7月下旬に「魔法のiらんど」内のケータイ小説総合サイト「魔法の図書館」ランキングに初登場した「赤い糸」は、同8月1日に日刊ランキング1位となり、8月18日まで18日間連続ナンバーワンを記録するなど、公開されるや否や中高生の間で話題を呼んだ作品だ。その後も人気は衰えず、累計アクセス数は4,600万件を突破。書籍はシリーズ5作で180万部を売り上げるなど、まさにヒットケータイ小説と呼ぶに相応しいセールスを記録している。

ドラマ化は今年4月にフジテレビが発表。同時に映画化も発表され、2つの作品を同時期に放送・公開することでエピソードが絶妙に絡み合い、2つを見ることで1つの「赤い糸」の世界が出来上がるという、新しいメディアミックスの形を試みている。映画版は12月20日から全国公開される予定だ。

ドラマと映画で相乗効果を狙うスタイルをとっている以上、公開を目前に控える映画版を盛り上げるためにはドラマの成功が不可欠。それだけに、初回7.5%は不安なスタートと言える。

ちなみにフジテレビの23時枠は2007年4月に新設されて以来、これまで7作品が放送されてきたが、初回視聴率は2008年4月に放送された「ハチワンダイバー」の6.8%が最も低く、ほかの作品はすべて初回10%ラインを超えている。「赤い糸」は過去の同枠作品との比較では、下から2番目の数字というわけだ。

ケータイ小説のドラマ化は、今年の夏ドラマとして放送された「恋空」(TBS系)が初回5.6%、平均6.4%に終わるなど苦戦気味。「赤い糸」はまだ初回が放送されたのみで、同枠では尻上がりに視聴率を上げていった作品もあるだけに、今後の視聴率動向に注目しておきたいところだ。

☆フジテレビ系土曜23時枠の初回視聴率
07年春「LIAR GAME」12.3%
07年夏「ライフ」11.0%
07年秋「SP」14.5%
08年冬「ロス:タイム:ライフ」11.4%
08年春「ハチワンダイバー」6.8%
08年夏「33分探偵」12.2%
08年秋「Room Of King」10.4%

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